ラグビー

「紳士的なプレーに涙!」「心打たれた」イングランドvsアメリカ戦で起きた“感動のラスト”にファン熱狂!【ラグビーW杯】

2019.09.27

キャンベルが意地のトライを決める。この瞬間、スタジアムは割れんばかりの大歓声に包まれた。(C)Getty Images

 9月26日、ラグビー・ワールドカップはプールCの1試合が行なわれ、優勝候補イングランドが7トライを挙げる猛攻でアメリカを圧倒。45対7で勝利し、2連勝を飾った。

 80分間を通してイングランドの総合力の高さが際立ったゲームながら、スタンドがもっとも沸いたのは、まさにラストのワンプレーだった。時計の針が80分を過ぎ、次にプレーが途切れればノーサイドの場面。スコアは45対0で、イングランドにとってはワールドカップ史上初めての完封がかかっていた。

 そこで、ラグビー発祥の国はボールを大きく蹴って切ることなく、退場者を出して14人となっていたアメリカの攻撃を真っ向から受け止めた。これには会場のイングランド・サポーターも拍手喝さいを贈り、スタジアム全体がアメリカの"トライ"を待望する異様な盛り上がりへ──。そして迎えた81分、その執念が実り、アメリカはブライス・キャンベルが意地のトライを決めて、神戸御崎公園球技場のボルテージは最高潮に達した。
 この模様を紹介した大会公式SNSには、ファンからの絶賛コメントが殺到している。

「"スポーツマンシップ"というものが初めて理解できました」
「素晴らしい光景」
「イングランドの紳士的なプレイとそれに応えたアメリカの根性に心打たれました」
「悔しいけどサッカーにはないラグビーの不思議な良さ」
「イングランドの紳士的なプレーに涙しました」
「イングランドの男気に応えたUSAの根性よ」
「ドラマのようで感動した」

 といった調子で、テレビの前でアメリカに熱い声援を贈ったファンも多かったようだ。

 プールCはイングランド、フランス、アルゼンチンが同居する、文字通りの死の組。イングランドは2連勝を飾ったものの安閑とはしていられない。続くアルゼンチン戦(10月5日)、フランス戦(同12日)と大一番が待ち受ける。

構成●THE DIGEST編集部
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