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「ノーミス目指してたので悔しい」シニア1年目の鍵山優真が、男子SP首位!同い年の佐藤駿は7位【NHK杯】

THE DIGEST編集部

2020.11.27

シニア1年目の鍵山優真(左)が首位発進。同い年の佐藤駿(右)は6位。(C)Getty Images

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯が27日、大阪の東和薬品ラクタブドームで開幕し、男子シングルのショートプログラム(SP)が行なわれた。今季からシニアに転向した高校2年生の鍵山優真が87.26点で首位発進、同い年でライバルの佐藤駿は72.04点で7位とした。

 鍵山は『Vocussion』の曲に合わせ表現力豊かな演技を披露した。冒頭の4回転サルコー+3回転トゥーループのコンビネーション、続く4回転トゥーループと完璧なジャンプを披露するも、最後のトリプルアクセルはシングルになるミス。しかしステップシークエンス、3つのスピンは全てレベル4を獲得するなど技術の高さをみせた。

 演技後、鍵山は「前半が良かっただけに、うまくまとめようとし過ぎた」とミスを振り返り、「ノーミス目指して練習してきたので、めちゃくちゃ悔しい」とコメント。明日のフリーに向けて「しっかり気持ちを切り替えて、ノーミスでできるように練習から頑張っていきたい」と抱負を語った。
 
 一方、同い年の佐藤は映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』にのせて演技。冒頭の4回転トゥーループ+3回転トゥーループは2本目が1回転になるミス。続く4回転ルッツはバランスを崩し氷に手をついたが、最後のトリプルアクセルはしっかり決めた。佐藤も3つのスピンでは、すべてレベル4を獲得。さらに剣戟の音に合わせた華麗なステップなどを披露した。

構成●THE DIGEST編集部