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格闘技・プロレス

【TTT】CIMAと対戦した佐山駿介は、障がい者施設の仲間たちの力を味方につけて戦う“次世代エース”

萩原孝弘

2020.12.06

CIMA(左)と対戦した佐山(右)試合に敗れはしたものの、TTTの若手レスラーとして上を目指す。

CIMA(左)と対戦した佐山(右)試合に敗れはしたものの、TTTの若手レスラーとして上を目指す。

 “インディー統一”を掲げるプロレス団体TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)『SCRAMBLE 10』が新木場1stRingで行なわれた。再び吹き荒れるコロナ禍の中でも、140人の上限いっぱいの観客が詰め寄せ完売御礼の札止めとなった。

◆次世代エースが狙うジャイアントキリング

 セミでは世界中にその名を轟かせるCIMAと、TTTの次世代を担う佐山駿介の注目のシングルマッチが組まれた。

 TTTにはガッツ石島、マスクドミステリー、TORUと格上の先輩が所属しているが、一番年下、若干24歳の佐山は「先輩をひとりひとり越えていく」を胸に、前回大会ではミステリーを撃破。その裏にはコロナ禍の中で、マインドを変える行動があった。

「月に10試合前後やっていたプロレス4月から全くできなくなり、その後はジムも閉鎖されて歯痒い思いを経験しました」TTTが1月に旗揚げしてからわずか3興行で、大会は相次いで中止に。先行きの見通せない状況の中「プロレスラーとして余ってる力を他に使えないかと考えた結果、障がい者施設で働くことにしました」と一念発起。「入浴介助やトイレの介助、食事作りなど力だけではなくデリケートな分野まで、今までしたことがない様々な経験をしました。慣れるまで相当苦労しましたけどね」と決して楽な道ではなかったが、「利用者の方の笑顔にとても勇気とパワーをもらいました。プロレスができるようになった今でもその方たちから力をもらっています」と、障がいを持ちながらも明るく生きる彼らの姿勢から、ポジティブなマインドを教わった。
 
  昨今はコロナも増加傾向となり「またいつプロレスができなくなってもおかしくありません。次戦のCIMA選手との試合は大一番であり、この状況下の中貴重な試合。何万人という規模で試合をしているスーパースターと試合できるチャンスなんて滅多にない。胸を借りに行くのではなく全力で倒しに行く」と大金星を狙う。その先には「勝った上でガッツ石島の持つベルトに挑戦、必ず奪取してベルトを利用者の方に見せたいと思います」と今度は“仲間たち”に恩を返すと意気込んだ。
 

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