2020年のスポーツ界における名場面を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、先月のNHK杯で初優勝を飾り勢いにのる鍵山優真について。今年1月に開催されたユース五輪での快挙を振り返る。
記事初掲載:2020年1月13日
――◆――◆――
現在、スイスのサンモリッツで開催されているユース五輪で、日本の16歳が快挙を成し遂げた。
現地時間1月12日にフィギュアスケートの男子シングル、フリープログラムが行なわれ、日本代表として参加している鍵山優真が最終滑走で登場。見事、金メダルを獲得した。
鍵山はショートプログラム(SP)を3位で終え、フリーは最終滑走で登場。昨年12月に行なわれた全日本選手権でも披露した「映画『タッカー』より」を披露し、166・41点をマーク。総合では239・17点とし、SP首位だったアンドレイ・モザレフ(237・94点)を上回り、逆転優勝を果たした。
同大会では2016年に山本草太が優勝を果たしており、2大会連続の日本人選手の快挙となった。また、2012年大会では宇野昌磨が銀メダル、団体では金メダルも獲得している。
フリーは圧巻のパフォーマンスだった。五輪公式チャンネル『Olympic Channel』は、鍵山のパフォーマンスを称え、特にジャンプは特筆ものだと称賛。4回転トゥループに始まり、3回転ループ、4回転+2回転トゥループ、トリプルアクセル+オイラー+2回転サルコー(予定では3回転サルコー)、3回転フリップ+3回転トゥループ、3回転ルッツ、そしてトリプルアクセルというラインナップを着氷したことを伝えている。
さらに、美しいステップシークエンスやスケーティングも称えられ、「まさに氷上のプリンスだった」と賛辞を惜しまない。現地で実況を担当するアナウンサーも、終了したとたんに「氷上を華麗に舞う!」「アンビリーバブル!」と叫ばざるを得ないほど興奮した様子だった。演技を終え、得点が発表された鍵山も渾身のガッツポーズを披露し、手応えを得ていたようだ。
海外のファンからも「ユウマのパフォーマンスは素晴らしかった」「なんて素晴らしいスケーター!」「美しかった、納得の結果だ」といったコメントが寄せられている。
全日本選手権を経て、ユース五輪での快挙。鍵山優真の躍進はこれからも続きそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
記事初掲載:2020年1月13日
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現在、スイスのサンモリッツで開催されているユース五輪で、日本の16歳が快挙を成し遂げた。
現地時間1月12日にフィギュアスケートの男子シングル、フリープログラムが行なわれ、日本代表として参加している鍵山優真が最終滑走で登場。見事、金メダルを獲得した。
鍵山はショートプログラム(SP)を3位で終え、フリーは最終滑走で登場。昨年12月に行なわれた全日本選手権でも披露した「映画『タッカー』より」を披露し、166・41点をマーク。総合では239・17点とし、SP首位だったアンドレイ・モザレフ(237・94点)を上回り、逆転優勝を果たした。
同大会では2016年に山本草太が優勝を果たしており、2大会連続の日本人選手の快挙となった。また、2012年大会では宇野昌磨が銀メダル、団体では金メダルも獲得している。
フリーは圧巻のパフォーマンスだった。五輪公式チャンネル『Olympic Channel』は、鍵山のパフォーマンスを称え、特にジャンプは特筆ものだと称賛。4回転トゥループに始まり、3回転ループ、4回転+2回転トゥループ、トリプルアクセル+オイラー+2回転サルコー(予定では3回転サルコー)、3回転フリップ+3回転トゥループ、3回転ルッツ、そしてトリプルアクセルというラインナップを着氷したことを伝えている。
さらに、美しいステップシークエンスやスケーティングも称えられ、「まさに氷上のプリンスだった」と賛辞を惜しまない。現地で実況を担当するアナウンサーも、終了したとたんに「氷上を華麗に舞う!」「アンビリーバブル!」と叫ばざるを得ないほど興奮した様子だった。演技を終え、得点が発表された鍵山も渾身のガッツポーズを披露し、手応えを得ていたようだ。
海外のファンからも「ユウマのパフォーマンスは素晴らしかった」「なんて素晴らしいスケーター!」「美しかった、納得の結果だ」といったコメントが寄せられている。
全日本選手権を経て、ユース五輪での快挙。鍵山優真の躍進はこれからも続きそうだ。
構成●THE DIGEST編集部