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「素晴らしいショット」渋野日向子が見せた意地の“リカバリー”を海外メディア称賛!「最高にクール」【全米女子オープン】

THE DIGEST編集部

2020.12.15

メジャー2勝目は逃したが、笑顔も見せた渋野。(C)Getty Images

メジャー2勝目は逃したが、笑顔も見せた渋野。(C)Getty Images

 現地時間12月14日、テキサス州ヒューストン・チャンピオンズGCにて、海外メジャー第4戦全米女子オープンの最終ラウンドが行なわれ、最終日に単独首位スタートを切った渋野日向子は通算1アンダー、日本人最高の4位でフィニッシュした。

 前日は悪天候のために順延となり、仕切り直しとなったこの日。渋野は2番ホールでボギーが先行し、7番、10番、11番ホールでもボギー。13番ホールでこの日初のバーディーに笑顔も見せたが、17番でもボギーを叩いた。だが、最終18番では意地の10メートル超のロングパットを沈め、この日ふたつめのバーディーに笑顔を見せてホールアウトした。

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 優勝したキム・アリム(4アンダー)に及ばずながらも、渋野は随所で光るものは見せた。特に、海外メディア『GOLF Digest』は5番ホールでみせた見事なリカバリーを「今週みせたなかで、最も重要なショットだった」と称えている。

「単独首位で迎えた最終日、渋野はパー5の5番ホールで非常に難しいチップに直面した。3打目が大きくグリーンから外れ、ボールは堅い土の上に置かれた。だが、彼女はウェッジの跳ね返りを完璧に利用して、最も重要なショットを放つことに成功した。

 7フィートに及ぶショットからこのホールをパーで終えた渋野は、この時点での首位を守った。彼女にとって今週、そして年間を通じて重要なプレーだった」

 中継を担当していた米テレビ局のアナウンサー陣も、このショットには「最高にクール」「素晴らしいショットだ。ビューティフル」「ワンダフル」と賛辞を送った。渋野はこの日、14番でも第3打をバンカーに入れながら見事なリカバリーをみせてパーで収めるなど、今大会はその粘り強いプレーぶりが目立った。

 悪天候やコンディションに苦心するなか、パッティングなどの技術も光るものを見せた渋野は、今大会を「悔しいけれど悔いはない」と振り返った。今年最後のメジャー大会で優勝こそ逃したが、そのプレーは海外メディアにも大きなインパクトを与えたといえそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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