新日本プロレスは23日、『Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール大会を開催した。
第3試合では「KOPW 2020」戦が行なわれ、トロフィー保持者の矢野通がバッドラック・ファレの挑戦を受けた。ルールはファン投票の結果、矢野が提案した「ボディスラムマッチorラストコーナーパッドマッチ」が採用された 。相手をボディスラムで投げた場合、または4つのコーナーパッドを外していき最後のコーナーパッドを外した選手が勝者となるというルール。この日が年内最終試合となるため、勝者に「KOPW 2020」のトロフィーが正式に贈呈される。
矢野はボディスラム封じのため、20kgの砂袋をリュックに入れて入場するが、ファレが矢野を急襲。何度も壊され修復したトロフィーがまたもや破壊されてしまう。
ファレが場外にいる間に矢野は素早くひとつのコーナーを外し、2つ目、3つ目も連続で外してリーチ。ファレもコーナーを外しにかかるが、ぎこちなさが目立つ。その隙を突いて矢野が4つ目を狙うも、ファレのセコンドのチェーズ・オーエンズが、固結びでコーナーを結んでしまい外せない。ボディスラム一本狙いのファレが、その体勢から矢野を突き飛ばすと、レフェリーが巻き込まれてダウン。さらにファレが砂袋を矢野に投げるとキャッチした矢野はレフェリーに投げ、レフェリーは砂袋の重みで吹き飛ばされる。
そこでファレがボディスラムを決めるが、レフェリーは倒れており無効に。矢野はファレにローブローを放つと、これに怒ったオーエンズが乱入し、矢野に攻撃を与える。矢野はオーエンズに砂袋を投げて排除すると、急所蹴りからボディスラムを決めてゴング。矢野が砂袋大作戦で「KOPW 2020」の防衛に成功し、菅林直樹会長から贈呈されたトロフィーを高く掲げた。
バックステージでは矢野が「いや、恐らく、たぶん、これっぽっちも、いや絶対！ 俺がバッドラック・ファレをぶん投げるなんて誰も思ってなかったと思う。ただ2人！ この子たち（『KOPW』のトロフィー2個を指し）を除いてはーーー！」と高笑い。
敗退したファレは「サンドバッグと急所攻撃がなければこの俺に勝てるチャンスもなかったお前が偉そうに。でもコーラクエンホールの観客全員が俺がお前にボディスラムをかけた瞬間をしっかり目撃したぞ。レフェリーの野郎はどうせヤノに付いていたんだろう。投票結果を改ざんするだけでは飽き足らず、またしても俺たちに対する陰謀か！ 俺は再集計を要求する。サンドバッグなんて誰が予想できた。俺はあいつにボディスラムをかけた！ それなのに会社がヤノとグルになっている」とほぞを噛んだ。
◆新日本プロレス◆
『Road to TOKYO DOME』
2020年12月23日
東京・後楽園ホール
観衆 696人
▼「KOPW 2020」争奪戦 ボディスラムマッチorラストコーナーパッドマッチ（時間無制限1本勝負）
＜KOPW 2020保持者＞○矢野通（6分11秒 ボディスラム）バッドラック・ファレ●＜挑戦者＞
※矢野が防衛に成功
文●どら増田
【PHOTO】新日本プロレス『KOPW 2020』決定戦４WAYマッチ 初代王者は矢野通に！
第3試合では「KOPW 2020」戦が行なわれ、トロフィー保持者の矢野通がバッドラック・ファレの挑戦を受けた。ルールはファン投票の結果、矢野が提案した「ボディスラムマッチorラストコーナーパッドマッチ」が採用された 。相手をボディスラムで投げた場合、または4つのコーナーパッドを外していき最後のコーナーパッドを外した選手が勝者となるというルール。この日が年内最終試合となるため、勝者に「KOPW 2020」のトロフィーが正式に贈呈される。
矢野はボディスラム封じのため、20kgの砂袋をリュックに入れて入場するが、ファレが矢野を急襲。何度も壊され修復したトロフィーがまたもや破壊されてしまう。
ファレが場外にいる間に矢野は素早くひとつのコーナーを外し、2つ目、3つ目も連続で外してリーチ。ファレもコーナーを外しにかかるが、ぎこちなさが目立つ。その隙を突いて矢野が4つ目を狙うも、ファレのセコンドのチェーズ・オーエンズが、固結びでコーナーを結んでしまい外せない。ボディスラム一本狙いのファレが、その体勢から矢野を突き飛ばすと、レフェリーが巻き込まれてダウン。さらにファレが砂袋を矢野に投げるとキャッチした矢野はレフェリーに投げ、レフェリーは砂袋の重みで吹き飛ばされる。
そこでファレがボディスラムを決めるが、レフェリーは倒れており無効に。矢野はファレにローブローを放つと、これに怒ったオーエンズが乱入し、矢野に攻撃を与える。矢野はオーエンズに砂袋を投げて排除すると、急所蹴りからボディスラムを決めてゴング。矢野が砂袋大作戦で「KOPW 2020」の防衛に成功し、菅林直樹会長から贈呈されたトロフィーを高く掲げた。
バックステージでは矢野が「いや、恐らく、たぶん、これっぽっちも、いや絶対！ 俺がバッドラック・ファレをぶん投げるなんて誰も思ってなかったと思う。ただ2人！ この子たち（『KOPW』のトロフィー2個を指し）を除いてはーーー！」と高笑い。
敗退したファレは「サンドバッグと急所攻撃がなければこの俺に勝てるチャンスもなかったお前が偉そうに。でもコーラクエンホールの観客全員が俺がお前にボディスラムをかけた瞬間をしっかり目撃したぞ。レフェリーの野郎はどうせヤノに付いていたんだろう。投票結果を改ざんするだけでは飽き足らず、またしても俺たちに対する陰謀か！ 俺は再集計を要求する。サンドバッグなんて誰が予想できた。俺はあいつにボディスラムをかけた！ それなのに会社がヤノとグルになっている」とほぞを噛んだ。
◆新日本プロレス◆
『Road to TOKYO DOME』
2020年12月23日
東京・後楽園ホール
観衆 696人
▼「KOPW 2020」争奪戦 ボディスラムマッチorラストコーナーパッドマッチ（時間無制限1本勝負）
＜KOPW 2020保持者＞○矢野通（6分11秒 ボディスラム）バッドラック・ファレ●＜挑戦者＞
※矢野が防衛に成功
文●どら増田
【PHOTO】新日本プロレス『KOPW 2020』決定戦４WAYマッチ 初代王者は矢野通に！