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格闘技・プロレス

新日本高橋ヒロムが矢野通に9年越しのリベンジも「あんなレスラーとは二度とやりたくない」

どら増田

2020.06.25

高橋は矢野にバリカンを持って追いかけまわされ、挙句の果てに辻陽太と足を縛られ、疲労困ぱいの様子だった。(C)新日本プロレス

高橋は矢野にバリカンを持って追いかけまわされ、挙句の果てに辻陽太と足を縛られ、疲労困ぱいの様子だった。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは24日、32選手が参加しているトーナメント『ニュージャパンカップ2020』(NJC)の2回戦を動画配信サービス新日本プロレスワールドで世界生配信した。 

 オープニングマッチでは、石森太二と金丸義信のジュニアヘビー級対決。2人ともプロレスリング・ノアのジュニア戦線でも活躍していたが、新日本マットでは立ち位置も変わり、新鮮な顔合わせとなった。石森にとっては2006年の初対決以来、11勝1分けと金丸相手に勝ったことがない。
 
 そんな石森を嘲笑うかのように入場時、背後から金丸が急襲して試合がスタート。金丸のインサイドワークに苦しんだ石森は、ミスティカ式からのYes Lockを狙う。それを踏ん張った金丸を石森は、至近距離からジャンピングニー、サイファーウタキと畳み掛けて、最後はブラディークロスでカウント3。13戦目にして初勝利を収めている。

 第2試合では、かつてNEVER無差別級王座を争った真壁刀義と石井智宏が対戦。序盤からショルダータックル合戦、エルボー合戦を繰り広げるが、両者とも全く引かない。長期にわたるオフで、満身創痍だった真壁と石井は、かなり体のケアができたようで技のキレが鋭い。

 石井はコーナーへの投げっぱなしジャーマンやバックドロップで真壁を投げていく。真壁も袈裟斬りチョップやジャーマン、バックブローなどを繰り出すが、最後はヘッドパットの連打から、延髄斬り、ランニングラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを決め石井が3カウントを奪取。死闘に終止符を打った。
 
 セミファイナルでは、矢野通と高橋ヒロムが注目のシングル対決。ヒロムはヤングライオン時代の9年前、“髪切り魔”バーバー矢野にバリカンで髪を刈られた苦い思い出があり、前日に行なわれた前哨戦では、矢野がバリカンを手にヒロムを追いかけて、両者リングアウトの裁定が下っている。

 ヒロムは髪を守るため、新日本のライオンマークが入ったヘルメットを被って入場。矢野がドヤ顔でバリカンを見せると「やんねーぞ!帰る!」と場外へ。すると今宵もリング内外で矢野がヒロムを追いかける展開に。矢野は2つのバリカンが使えないとなると、ハサミまで取り出す始末だ。

「もうヤダ!こんなことをやるためにプロレスラーになったんじゃないんだよ」と叫ぶヒロム。さらに今度はヤングライオンの辻陽太とともにテーピングで、足をグルグル巻きに固定されてしまう。身動きが取れなくなったヒロムだが、辻と二人三脚で矢野にタックルすると、矢野はバックステージまで吹き飛ぶ。逆に両腕と頭部をグルグル巻きにし矢野の視界を奪い、辻とともにリングイン。ヒロムが奇跡的な流れでリングアウト勝ちを収め、9年越しのリベンジを果たしている。

 試合後、ヒロムは辻に耳打ちをして辻の口を通じてコメント。「ハサミ、バリカンを使う矢野通は大嫌いだ。俺が唯一対抗できない選手かもしれない。矢野通ともう一度やりたいとかそういう気持ちはない。あんなレスラーとは二度とやりたくない」と疲労困ぱいの様子だった。
 

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