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村元哉中&高橋大輔がリズムダンス67.83で2位発進。本番前のアクシデントを気力で乗り切る【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2020.12.26

村元・高橋組は初めての全日本選手権、リズムダンスで2位発進となった。(C)Getty Images

 長野市ビッグハットで開催されている『全日本フィギュアスケート選手権』。26日にアイスダンスのリズムダンス(RD)が行なわれ、今季からカップルを結成した村元哉中・高橋大輔組が67.83点で2位となった。

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 午前中の練習では、高橋の身体が村元の左足に乗るような形で2人で転倒し、村元が動けなくなるというアクシデントがあった。棄権の可能性もささやかれたが、最終滑走の氷上に姿を見せた村元・高橋組は、笑顔で映画『マスク』の曲に合わせて演技をスタートした。

 コミカルなダンスから始まり、曲調が目まぐるしく変わる中、2人は息の合ったステップやターンを見せる。鮮やかなスピンでは客席から思わず拍手が生まれる。リフトも成功させ、演技を終えると2人で抱き合い、安堵の表情を見せた。村元はリンクを引き上げる時に左足をかばう様子を見せており、万全な状態ではなかったようだが、経験豊富な2人が気持ちで乗り切った圧巻の演技だった。
 
 1位は「NHK杯」を制した小松原美里 /小松原尊の夫婦ペア。息の合ったスケーティングと、ダイナミックで高いリフトなどを見せた。27日15時30分よりフリーダンス(FD)が行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部