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「進化している」“かなだい”ペアの熱演に世界のフィギュアファンも感嘆!「惚れ直した」【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2020.12.27

公式練習で思わぬハプニング見舞われた村中・高橋組だが、2位でスタートを切った。(C)Getty Images

 12月26日、長野県長野市のビッグハットで開催されている、全日本フィギュアスケート選手権の第2日が開催。アイスダンスのリズムダンス(RD)が行なわれ、先日のグランプリシリーズ・NHK杯でデビューした村元哉中・高橋大輔が登場した。

 午前中の練習では、ふたりで転倒し、村元が動けなくなるという思いがけないトラブルもあり、一時は出場も危ぶまれたが、最終滑走で氷上に現われた。

 そして、映画『MASK』をテーマにしたプログラムをスピード感と息の合った演技で滑り切った。NHK杯の際にあったぎこちなさは消え、ツイズルやステップ、リフトもスムーズにこなし、スピンでは客席から拍手がわき起こった。
 
 演技を終えた後はお互いを称え合い、67.83点。首位に立った小松原美里・小松原尊組の71・74点に続く2位につけた。

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 ふたりの演技には、海外のフィギュアファンも注目していたようだ。結果が報じられると、「カナとダイスケの演技が素晴らしかった。NHK杯を経て、すごく改善されていた。ケガの心配があったのに、参加できて本当によかった」、「高橋選手を、アスリートとしてとても尊敬している」、「すごいバックグラウンドを背負ったふたりの競演に、思わず声が出たわ」、「短期間でのレベルアップが凄まじい」、「私たちがふたりに惚れ直した」、「このペアのツイズルが大好き!」など、感嘆の声が上がっている。

 翌27日にはフリーダンスが行なわれる。負傷など懸念事項は残るが、進化した『ラ・バヤデール』を披露できるのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部