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格闘技・プロレス

新日本SANADAがかつての盟友EVILに快勝!バレクラへ裏切りの屈辱を晴らす【レッスルキングダム15】

どら増田

2021.01.06

かつての盟友EVILに対してSANADAは気迫溢れる戦いをした。(C)新日本プロレス

かつての盟友EVILに対してSANADAは気迫溢れる戦いをした。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは5日、東京ドームで『レッスルキングダム15』2日目を開催した。

 第4試合では、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのSANADAと、バレットクラブのEVILがシングル対決。2人はタッグチームとしての地位を築いていただけに、EVILが内藤哲也を裏切りロスインゴを離脱、バレットクラブに入ったことに対してSANADAの秘めたる怒りは相当なものがあったのだろう。それが昨年末、一気に爆発したため、今回のシングルマッチ実現に至っている。

 まずEVILがマネージャーのディック東郷を引き連れて入場。続いてSANADAが新コスチュームで入場した。よく見ると2人のコスチュームが似ている…。試合は序盤、お互いに探り合う静かな立ち上がり。

 しかし、場外に出るとEVILは持ち出したパイプ椅子をSANADAの首に挟んで、もう一脚の椅子でフルスイング。場外にテーブルをセットしてからリングに戻る。場内はSANADAに対する手拍子コール。再び場外に出て、フェンスにSANADAの背中を打ちつけるとリングに戻り、強引にフォールもカウントは2。ロープワークの攻防はSANADAが低空のドロップキックで制して、場外に出たEVILと東郷に連続プランチャを放つ。

 ロープを使ってSANADAはマジックキラーからタイガースープレックス、さらにドラゴンスリーパーへ。Skull Endを極めたいところだったが、EVILはこれを防いでいく。

 SANADAがペースを握ろうとするも、マーティー浅見レフェリーを失神させて、東郷が乱入。マジックキラーからダイビングセントーンを狙うが東郷は場外に落下。隙をついたSANADAはSkull EndでEVILを捕獲した。
 
 さらに背面のラウンディングボディプレスから、正調のラウンディングボディプレスを放つがEVILは膝で剣山を立てる。SANADAは再びSkull Endを極めようとするが、東郷がスポイラーズチョーカーでSANADAの首に迫る。しかしこれを防御すると、EVILが東郷に当たった衝撃で東郷は場内のテーブルに落下しKO。唖然とするEVILにSANADAは掟破りのEVILから、ラウンディングボディプレスを決めてカウント3。EVILに対するうっ憤をついに晴らした。

【PHOTO】『WRESTLE KINGDOM 15』EVILに勝利したSANADAが2冠挑戦に名乗りを上げる!

 試合を終えるとSANADAもEVILもノーコメントで控室へ。2人の因縁の深さを物語る重苦しい空気が漂った。

◆新日本プロレス◆
『レッスルキングダム15』
2021年1月5日
東京・東京ドーム
観衆 7801人
▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
○SANADA(23分40秒 体固め)EVIL●
※ラウンディングボディプレス

取材・文●どら増田
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