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女子SPはテネルが史上最高スコアで首位! 連覇狙う15歳リュウが2位、3位にマライア・ベル【フィギュア全米選手権】

THE DIGEST編集部

2021.01.16

首位に立ったのは2018年の全米王者であるテネル(中央)。15歳の新鋭リュウ(右)が2位、マライア・ベル(左)は3位スタート。(C)Jay Adeff/U.S. Figure Skating

 現地時間1月15日、全米選手権がラスベガスのオーリンズ・アリーナで開幕。初日に女子シングルのショートプログラムが行なわれた。

 首位に立ったのは、2018年に同大会を制したブレイディ・テネル。黒をベースにしたスタイリッシュな衣装に身を包み、冒頭のダブルアクセル、3回転ルッツ+トゥループ、3回転フリップというジャンプ要素を全てクリアし、ノーミスの演技で79・40点という高得点を叩き出した。このスコアは同大会における女子SPの最高スコアを更新している。

 2位には2大会連続で全米を制覇しているアリサ・リュウが続いた。得意のトリプルアクセルは飛ばず、ダブルアクセル、3回転フリップ、3回転ルッツ+トゥループというジャンプ要素をクリアし、こちらもノーミスの演技で75・40点を獲得した。
 
 続く3位には、初優勝を目指すマライア・ベル。3回転フリップ+トゥループ、ダブルアクセルを着氷したが、3回転ルッツで着氷が乱れことで減点が生じ、72・37点としている。

 4位にはカレン・チェン(70・99点)、5位にアンバー・グレン(70・83点)が続いた。池西玲奈は60・14点で8位につけている。

 試合後のプレスカンファレンスで、テネルは「これまでのどんな大会よりも一番楽しくて、リラックスして滑ることができた」とコメント。また、追いかけるリュウは身長が伸びたり、ケガもしたりしてトレーニングできない時期があったが、「今日のパフォーマンスには満足している。明日もいい演技を見せたい」とフリースケーティングへ意気込んだ。

 女子フリーは15日(日本時間16日)に行なわれる。滑走順は最終3者がリュウ、テネル、ベルの順となっており、最後まで目の離せない展開となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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