現地10日、イタリアの男子バレーボール セリエAの延期となっていた第16節が行われ、日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノが、コンサル・ラヴェンナをセットカウント１-３（14-25、22-25、25-21、18-25）で下し、敵地で勝利を収めた。

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　ミラノは８位で出場が確定しているプレーオフ予選を見据え、コンディション調整のために石川を温存。若手ら控え選手を起用しながら、レギュラーシーズンのラストマッチを白星で飾った。

　セリエAは、日本時間22日からシーズン最終順位を決めるプレーオフに突入。新型コロナウイルス感染拡大により大きな影響を受けた今シーズンのプレーオフは、従来とは異なるプラットフォームで実施される。レギュラーシーズン上位５チームは予選なしで決勝ラウンドへ。８位ミラノを含む６～11位の６チーム（８位vs９位、７位vs10位、６位vs11位）は、予選ラウンド３試合を戦い２勝を挙げた３チームのみが、トップ５が待つ決勝ラウンドへ進出する。なお、今シーズンは降格なしで、レギュラーシーズン12位（最下位）のチーム、予選敗退３チームと決勝ラウンド第１戦で敗退した４チームの合計８チームが、欧州レベルの大会への出場資格１席を懸けて対戦する。

　石川は、セリエAが公開しているインパンクトやチームへの貢献度をポジションごとに示すランキングのアタッカー部門で、世界トップクラスの選手たちに交じり８位にランクイン。イタリアで確実に成長を遂げている日本のエースが、その実力を発揮してチームを決勝ラウンドへ導いてくれることを期待したい。
  　ミラノが予選ラウンドで戦う相手は、９位ＮＢＶヴェローナに決定した。今シーズンこれまで３度対戦し、ミラノが昨年行われたコッパイタリア予選ラウンドとリーグ前半戦で、ともにストレート勝利。一方、年明け初戦となったシーズン後半戦では、第１セットを先取した後に３セットを連取されて逆転で敗れている。

　日本時間22日午前２時から行われる第１戦で、ミラノはヴェローナをホームで迎え撃つ。

構成●THE DIGEST編集部

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