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石川祐希所属のミラノがコッパイタリアでトレンティーノに敗退。リーグ戦での雪辱に期待!

THE DIGEST編集部

2021.01.28

主力を欠く中、奮闘した石川だったが、トレンティーノの選手層の厚さにチームは敗退した。(C)Powervolley Milnano

主力を欠く中、奮闘した石川だったが、トレンティーノの選手層の厚さにチームは敗退した。(C)Powervolley Milnano

 現地27日、イタリアの男子バレーボールのコッパイタリア準々決勝が行なわれ、石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノが、イタス・トレンティーノにセットカウント0-3(22-25、21-25、21-25)のストレートで敗れ、ベスト4入りを逃した。

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 ミラノは年明けから5連敗の後、2連勝と調子を上げていたが、残念なことに、ミドルブロッカーのマッテオ・ピアノとリベロの二コラ・ペサレーシが負傷でこの試合を欠場。それぞれのポジションにイタリア出身の若手選手、20歳のレアンドロ・モスカと17歳のマッテオ・スタフォリー二を起用して臨むも、主力の抜けた穴は大きく15連勝中のトレンティーノの勢いに屈することとなった。

 第1セット、ミラノは3試合ぶりに先発出場を果たした石川が序盤から攻守にわたり活躍。8-7としてリードを奪うが、直後にトレンティーノにエース2本を含む4連続得点を許して逆転される。その後、石川の相手ブロックをうまく利用した攻撃で17-17として再び接戦に持ち込むが、決定力の勝るトレンティーノに振り切られてこのセットを落とした。

 第2セットで、ミラノは序盤から相手の強烈なサーブに苦戦すると、連続失点により最大5点差のビハインドを負う。石川はブロックをかわしたフェイントや見事なバックアタックで応戦。さらに、レフトからのクロスを決めて19-17とするが、ネット際での不運な失点などもあり、終盤に再び突き放されたミラノはこのセットを失った。
 
 第3セットを何としても取りたいミラノだったが、シーズン通算得点とエース数でランキング首位のオポジット、ニミル・アブデルアジズ(オランダ)、ブロック数2位(1位と1本差)のミドルブロッカー マルコ・ポドラシュチャニン(セルビア)と、イタリア代表の司令塔シモーネ・ジャネッリらを擁するトレンティーノに圧倒されてしまう。

 そんな中、石川が意地を見せる。レセプションやラリーでの好守で得点に繋げると、自らのバックアタックで相手のマッチポイントを阻止。21-24と3点差まで追い上げるが、続くジャン・パトリー(フランス)のサーブがネットにかかり、トレンティーノに3年連続で準決勝進出を阻まれる結果に終わった。

 この日、石川はチーム最多の11得点(アタック11)、サーブ力の高いトレンティーノを相手に、レセプション(13本/エース0)で、チーム1位の返球率(A・Bパス)69%を記録した。

 試合後、石川は「(個人としては)エースを獲られていないので、そこは評価したい」とパフォーマンスには満足しながらも、「来週の相手もトレントなので、今回負けた反省を生かして、次の試合に臨んでいきたいと思います」と気持ちを引き締めた。

 ミラノとトレンティーノとの対戦となるリーグ戦第21節は、日本時間2月4日午前3時30分からホームで行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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