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格闘技・プロレス

【RIZIN.27】浜崎朱加vs浅倉カンナのタイトルマッチが決定!今、あえて女子をメインにした理由

THE DIGEST編集部

2021.02.13

RIZIN.27でメインイベントを戦うことになった浜崎朱加(左)と浅倉カンナ(右)中央はRIZIN FF CEOの榊原信行氏。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

RIZIN.27でメインイベントを戦うことになった浜崎朱加(左)と浅倉カンナ(右)中央はRIZIN FF CEOの榊原信行氏。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 3月21日、日本ガイシホール(名古屋市総合体育館)で開催される『RIZIN.27』の記者会見が都内で行なわれ、メインイベントとして浜崎朱加と浅倉カンナのスーパーアトム級タイトルマッチが発表された。

 榊原信行CEOは「日本の女子の格闘技界は本当にピンチで危機感を持っている」と、現在の日本女子の選手の中で試合をラインナップすることへの困難を吐露しながらも、「だからこそ女子の選手に活躍の場をしっかり与え、それにファンの人たちがワクワク、ドキドキして『今日の試合は最高だったね』というメインを選手が務められるかどうか」というところに期待を寄せる。

 この日、記者会見に登壇した挑戦者の浅倉は「皆さんはどう思っているかわからないですが、自分だけは勝てると思っているので、チャンスをものにして、ベルトを巻いて女子の格闘技を引っ張っていけるように頑張りたい」と語り、浜崎は「しっかりメインらしい試合を見せたい。アトム級世界一は私だというところを試合で見てもらいたい」と、抱負を語った。

 さらに「前の対戦が2年ちょっと前になるのですが、正直あまり変わっていないかなと思う。差が縮まっているとは思っていない」と浜崎が挑発気味の発言をすると、浅倉は多くを語らず「試合を見てもらえればわかると思います」と静かな自信を見せた。
 
 RIZINのメインイベントで女子の試合が組まれるのは、2018年7月に開催された浅倉カンナとRENAの対戦以来。浜崎と浅倉が戦うのは、同年大晦日の王座戦以来となり、この時は浜崎がアームバーで勝利を収めている。

 榊原CEOが「世界に誇れる浜崎朱加という王者がいる。そこに挑むカンナと、女子ならではのもので、かつ男子よりはるかに勝負論があって、スリリングなものを見せられるか。それができれば今後も積極的に環境を作れるだろうし、次の女子選手の奮起をうながすことにもなる。そういう意味ではとっても重いテーマの戦いになる」と語るように、この試合が女子の格闘技を象徴する試合になるか否かという意味で、大きな期待がかかっている。

 この日、発表された試合カードは下記のとおり。

女子スーパーアトム級タイトルマッチ 
■メインイベント浜崎朱加 vs. 浅倉カンナ
(MMAルール49.0kg)
■ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 徳留一樹
(MMAルール71.0kg)
■武田光司 vs. 久米鷹介
(MMAルール71.0kg)
■スダリオ剛 vs. 宮本和志
(MMAルール120.0kg)
■クレベル・コイケ vs. 摩嶋一整
(MMAルール66.0kg)
■関鉄矢 vs. 堀江圭功
(MMAルール66.0kg)
■渡部修斗 vs. 田丸匠
(MMAルール61.0kg)
■祖根寿麻 vs. 獅庵
(MMAルール61.0kg)
■村元友太郎 vs. 山本聖悟
(MMAルール57.0kg)
■OPENING FIGHT/杉⼭廣平 vs. 伊藤裕樹
(MMAルール57.0kg)

構成●THE DIGEST編集部

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