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格闘技・プロレス

新日本 IWGP二冠王者、飯伏幸太「2つとも本当に守りたいから…」復帰した内藤哲也戦に静かな炎

どら増田

2021.02.26

飯伏が持つインターコンチのベルトに内藤が挑戦する大阪城決戦が28日に迫った。(C)新日本プロレス

飯伏が持つインターコンチのベルトに内藤が挑戦する大阪城決戦が28日に迫った。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは2月25日、『Road to CASTLE ATTACK』を東京・後楽園ホールで開催した。

 第4試合は飯伏幸太&永田裕志&本間朋晃の新日本本隊と、内藤哲也&SANADA&鷹木信悟のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが6人タッグマッチで対決した。

 17日後楽園大会以降、右ヒザ負傷で欠場していた内藤がこの日から復活し、28日の大阪城ホール大会でIWGPインターコンチネンタル王座を賭けて対戦する飯伏と最後の前哨戦となっている。

 試合前に鷹木にヒザをチェックさせる余裕を見せた内藤は、欠場明けとは思えない動きを見せ、飯伏と渡り合う。試合は鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンで本間から3カウント。試合後、内藤と飯伏は視殺戦を繰り広げリングを後に…。

 コメントブースで内藤は「やっぱ、“神様”飯伏幸太の頭のなかではこの先のビジョンがち ゃんとあったってことだね。喋ることが苦手なら、毎回同じことを繰り返し言えばいいよ。リング上でも、バックステージでも同じことを繰り返し言えばいい。伝えたいことはしつこいぐらいに言わないと、多くの人になかなか想いは伝わらないからさ。こうして“神様”飯伏幸太の考えを知ることができて、俺は嬉しいよ。“神様”飯伏幸太と試合するのはやっぱ楽しいよ。何回やっても楽しい。そんな“神様”飯伏幸太とちょっとピリピリした雰囲気のなか、大阪城ホール大会で試合できること、俺は嬉しいよ。お互いの意見が対立するのは当たり前のこと。彼の言ってることも正解だし、俺の言ってることも正解だと思う。どちらの意見も間違ってないと思うよ。あとは2月28日、大阪城ホール大会のリングで闘うだけ。神様……いや、 飯伏幸太!大阪城ホール大会でのインターコンチネンタル選手権試合、おたがい楽しもうぜ!カブロン!」と、飯伏戦を楽しみにしていることを明らかにした。

【動画】内藤哲也が復活、大阪城決戦迫る!
 飯伏は「最後に一つだけ……最後の最後に一つだけ言いたいです。ボクはこの2つのベルトを、 2つとも本当に守りにいきたい。だから、だからこそ、『これを1つにしたい』って言ってる。それが本当に伝わってもらえない。でも、ボクのなかでは2つとも残すから。絶対に残すから!もっともっと上のステージに行くから」とさらなる高みを目指すためのIWGP二冠統一プランであることを強調した。

 内藤の膝がどこまで完治しているのかは、この試合を見る限りわからなかったが、1試合でも多くファンに試合を見せたい内藤が欠場したというのは、今回の一戦に賭ける強い気持ちを感じずにはいられない。

 2本のIWGP王座の未来も懸かった一戦。IWGPのベルトはどちらのビジョンを選ぶのだろうか。

◆新日本プロレス◆
『Road to CASTLE ATTACK』
2021年2月25日
東京・後楽園ホール
観衆 503人
▼6人タッグマッチ(30分1本勝負)
飯伏幸太&永田裕志&●本間朋晃(15分30秒 片エビ固め)内藤哲也&SANADA&鷹木信悟○
※ラスト・オブ・ザ・ドラゴン

文●どら増田

【PHOTO】『Road to CASTLE ATTACK 』ベルトを賭けた28日大阪城決戦メインイベントの前哨戦は内藤哲也に軍配
 
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