いったい落札価格はいくらになるのだろうか。

　話題を振りまいているのは、ボクシングの元５階級王者であるフロイド・メイウェザー氏だ。英紙『The Sun』によれば無類のクルマ好きである氏が、喉から手が出るほど欲しているウルトラカーがあるという。ドイツが誇る超高級カーブランド、マイバッハの『2009 Maybach 62S Landaulet』だ。

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　世界で８台しか生産されておらず、所有者はドレイク（ラッパー）やＤＪキャレド（ＤＪ）ら錚々たるセレブが居並ぶ。今回、世界的ディーラーのオビ・オケケ氏が一台を手に入れて競売にかけているところで、メイウェザーと「超有名なラッパー」が購入を巡って争っているというのだ。

　２年前に売りに出された際は140万ポンド（約１億8900万円）の値が付いたが、今回はスタート値が190万ポンド（約２億6000万円）と跳ね上がっている。それだけ希少価値が高いのだろう。同紙は「大金持ち同士の争いでどちらも譲らないはず。アッと驚く金額が生まれてもおかしくはない」と予想する。
  　現在44歳のメイウェザー氏はプロキャリアで50戦50勝の金字塔を打ち立て、2010年代だけで10億ドル（約1000億円）を稼いだと言われる。LAの自宅には巨大ガレージに自慢のカーコレクションが展開され、自身のインスタグラムでも頻繁に映像で紹介。ロールスロイス、ブガッティ、フェラーリ、ランボルギーニなど名車が所狭しと配置され、総額はおよそ2000万ポンド（約27億円）と目されている。

　はたして無敗男はこの“熾烈な場外戦”でも勝利を飾るのか。ちなみに氏が所有しているクルマでもっとも高額なのは、ブガッティ『CHIRON』で215万ポンド（約３億円）。どうやらここは超えてきそうだ……。

構成●THE DIGEST編集部

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