ゴルフ

「答えはイエスだ」事故で骨折したウッズの復帰に専門家が見解。ツアー参戦までは最短で1年程度の見通し

THE DIGEST編集部

2021.03.01

自動車事故で脚を負傷したタイガー・ウッズ。一部の専門家は、復帰できる可能性を認めた。(C) Getty Images

 2月23日に自家用車で事故を起こし、負傷したプロゴルファーのタイガー・ウッズ。米専門誌『ゴルフ・ダイジェスト』のウェブ版は、ウッズの怪我の状況を分析し、復帰に対する医師の意見を取り上げている。
 
 PGAツアーで選手の治療に当たるアラ・スピアー氏によると、ウッズの怪我は膝と足首が粉砕するほどの重傷であるが、それ自体は珍しくはないものだという。それでも、骨とともに、筋肉の治癒を待つ必要があり、全治3か月以上はかかるとした。

 また、スポーツ医学の専門家であるアレックス・シャフィロ氏は、負傷した足首が可動性と柔軟性を取り戻すまで、リハビリを始めることができないと指摘。「4~6週間は全く動くことができないだろう」と説明している。
 
 一方で、整形外科医のビル・マロン氏は「彼はPGAツアーの選手としては年を取っているが、医学的には若い」と、ウッズの体力が治癒を促進すると見解を述べ、「タイガーは再びゴルフができるか?その質問の答えはイエスだ」と断言。ただし、今年のプレーは難しく、復帰に1年程度はかかるだろうとの見通しを示した。前出のスピアー氏も「前例はないが、間違いなく再びゴルフボールを打つことができる」と、復帰は可能だと結論付けている。
 
 古傷の背中への影響など明らかになっていない部分が多いため、専門家の間でも今後の予測が分かれている今回の怪我。それでも、度重なる苦難を乗り越えてきたタイガーなら、と思わずにはいられない。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】温かい励ましの声にタイガー・ウッズが感謝のメッセージ
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