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「一番いいジャンプが飛べた」高梨沙羅、Vならずも“130メートル超え”のジャンプに表情は晴れやか【世界選手権】

THE DIGEST編集部

2021.03.04

世界選手権ラージヒルで銀メダルを獲得した高梨。(C)Getty Images

世界選手権ラージヒルで銀メダルを獲得した高梨。(C)Getty Images

 ドイツ・オーベストドルフで開催されている『ノルディックスキー世界選手権』は、現地3月3日(日本時間4日)にジャンプ女子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS137メートル/K点120メートル)の決勝が行なわれ、2018年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅が126メートル、134メートルの合計287.9点で銀メダルを獲得した。

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 前日の予選を127メートルの3位で通過した高梨。決勝の1本目で126メートルを飛んで4位に付けると、続く2本目では134メートルをマークしたものの、128メートル、130.5メートルと2本のジャンプをしっかり揃えてきたマーレン・ルンビ(ノルウェー)の後塵を拝し、8.7点及ばず2位でフィニッシュした。

 試合後のインタビューで、高梨は130メートルを超えした2本目を「一番いいジャンプが飛べたと思う」と評価し、「自分の目指していたところをすべて出し切ることができたので、すごく収穫の多かった試合だった」とスッキリした表情で振り返った。
 
 一方で、五輪&世界選手権での金メダルがいまだない高梨は「ラージヒルになると空中部分でのスキルが重要になってくるので、やっぱりそこが自分に足りない部分」と課題を口にした。

 世界選手権での優勝こそ逃したものの、直前のW杯では4戦3勝するなど好調を維持しており、今季ランキングは首位のニカ・クリズナー(スロベニア)とわずか5ポイント差の2位。4年ぶり5度目の総合優勝(年間王者)を成し遂げ、来年の北京五輪へ弾みをつけたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
 

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