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モータースポーツ

「ユウキの学びを大いに助けた」トスト代表がホンダのサポートを評価。レッドブルは角田裕毅に「5つの目標」を提示

THE DIGEST編集部

2021.03.05

トスト代表はホンダの貢献を「彼らは、ユウキがF1について学ぶのを大いに助けてくれた」と評価した。(C)Getty Images

トスト代表はホンダの貢献を「彼らは、ユウキがF1について学ぶのを大いに助けてくれた」と評価した。(C)Getty Images

 今季、スクーデリア・アルファタウリからF1デビューする角田裕毅。新たな挑戦に向けて現在、入念な準備を進めている最中だ。

 2019年の欧州挑戦からF3、F2を1年でクリアして最高峰の舞台に到達した驚異の20歳には、世界中から注目が集まり、期待が寄せられているが、それ以上に所属チームからの評価や期待が非常に高い。

 アルファタウリは今回に入り、角田のために3度のプライベートテストを実施したが、チームプリンシパルであるフランツ・トストは「我々はユウキの教育のために、多大な力を費やした」と語っている(F1公式サイトより)。

 2017年のランス・ストロール(アストンマーティン)や今年のニキータ・マゼピン(ハース)はドライバー(の親)の資金力でプライベートテストを行なっているが、アルファタウリは、ホンダの協力によってパワーユニット(PU)を安価で使用することができ、角田に多くの走行機会を提供することができた。

「彼らは、ユウキがF1について学ぶのを大いに助けてくれた。彼はラップごとに、ブレーキング、ステアリング、車の挙動に関する知識と自信が高まり、機械的側面と空力的側面について学ぶことができた。これは間違いなく、ファーストシーズンに臨む彼の役に立つはずだ」
 
 このようにトスト代表はホンダの貢献ぶりを称賛し、「ホンダの助けは、数レースでユウキはポイントを獲得できる、ということを意味する」と断言した。

 一方、彼のレースキャリアをサポートしてきたレッドブルもまた、この日本人ドライバーのポテンシャルを高く評価しており、総帥ヘルムート・マルコは角田の「天性のスピード」とF2までのキャリアで培ったレースの組み立て、タイヤマネジメントなどをことあるごとに絶賛している。

 近い将来の“昇格”も予想される角田について、レッドブルは公式サイトで詳しく取り上げ、彼の今季の「5つの目標」を挙げた。

 1つ目は「最初のポイントを獲得する」こと。それが彼に精神的な余裕を与え、その先の野心的な目標を実現するためのインセンティブになるという。

 続いて2つ目は「チームメイトのピエール・ガスリーに勝つこと」。これについて同サイトは、角田の一発の速さが優勝経験のあるフランス人チームメイトを驚かせる可能性があると見ている。
 

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