［ラグビーＷ杯］日本28－21スコットランド／10月13日／横浜国際総合競技場

　最高の形でリベンジを果たし、日本代表が歴史を塗り替えた。

　10月13日、ラグビーワールドカップ・プールＡの最終節で、日本は強豪スコットランドに28-21で勝利。破竹の４連勝で、史上初のベスト８進出を決めた。

　前回大会で大敗を喫し、３勝１敗ながらプール戦敗退を余儀なくされた因縁の相手に対し、日本は７点を先行されたものの、17分に松島幸太朗のトライと田村優のコンバージョンで同点に追いつく。

　さらに、20分に稲垣啓太の代表初トライで逆転すると、前半終了間際と後半開始早々にＷＴＢの福岡堅樹が連続トライ。田村のコンバージョンも確実に決まり、28-７と一気にリードを広げる。

　その後はスコットランドの猛反撃を受け、２トライを許して７点差まで追い上げられたものの、最後まで懸命のディフェンスで食らいつき、ついにノーサイドのホイッスル。スタンドは興奮の坩堝と化したのだった。
  　見事に４年前の雪辱を果たしたブレイブ・ブロッサムズ（ラグビー日本代表の愛称）に対し、返り討ちを狙っていたスコットランドにとっては、痛恨の敗北。開催国の勢いを止められず、大会を去る結果となった。

　この試合を敵のファンはどう見たのだろうか。スコットランド・ラグビー協会の公式ツイッターには、次のようなコメントが寄せられている。

「なんて試合だ！　日本は勝利に値する」
「日本の勝ち上がりを祝福したい」
「アメージングだった！」
「凄まじい試合を見せてくれてありがとう！」
「ダイナマイトのような攻撃と鉄壁の守備だった」
「美しいゲームだ」
「負けるなら日本で良かった」
「日本は最高の試合をしたね」
「おめでとう日本！」

　目の肥えたスコットランドのファンをも唸らせる堂々たる勝ち上がりを見せた日本は、20日に行なわれる準々決勝で、プールＢを２位で突破した南アフリカと対戦する。前回大会の初戦で”ブライトンの奇跡”を演じた相手を再び下し、世界を驚かすことができるか。

構成●THE DIGEST編集部

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