ITTFワールドツアーに代わる卓球の新シリーズ『WTTスターコンテンダードーハ』。3月13日に大会最終日が開催され、女子シングルス決勝に東京五輪代表で日本のエース・伊藤美誠（世界ランク２位）が登場した。ロンドン五輪銅メダリストで34歳ベテランの馮天薇（シンガポール/同12位）と対戦して４-１で勝利し、見事優勝を飾っている。

　準決勝で韓国のエース、チョン・ジヒ（同15位）を相手に落ち着いたプレーで４-１の勝利。迎えた決勝、バックハンドのミスが目立って第１ゲームを落とすも、その後ゲームを重ねるごとに徐々に調子を上げ、多彩なサーブやチキータを随所で決めて３ゲームを連取する。そして第５ゲーム、激しいラリー戦が続くなかでも集中力を切らさずにモノにし、10-12、12-10、11-７、11-８、11-６で快勝を収めた。前週のコンテンダーに続く２大会連続優勝を飾り、スターコンテンダー初代女王に輝いている。
  　その他の日本勢は石川佳純、平野美宇、大藤沙月が３回戦で、早田ひなが準々決勝で敗退しており、女子ダブルスでは石川/平野組が準優勝を果たした。

　このあと、男子シングルス決勝には張本智和が登場する。ドイツのカットマン、ルーウェン・フィルスを相手にどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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