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モータースポーツ

ホンダのエース、マルケスが“RC213V-S“でカタルーニャを走行!「開幕戦出場の可能性を除外するつもりはない」

甘利隆

2021.03.17

順調な回復ぶりをみせRC213V-Sで走行したマルケス。(C)Getty Images

順調な回復ぶりをみせRC213V-Sで走行したマルケス。(C)Getty Images

 昨年7月に負った右上腕骨の骨折からの復活を目指すマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が、一歩ずつ歩みを進めている。

 3度目の手術からの経過は良好なようで、医師からお墨付きをもらうと3月14日には早速ミニバイクでスペイン・セルベラの自宅から約50km離れたアルカラス・サーキットを走行。「ミニモトだったけど、この感覚を思い出したよ!」とコメントを出した。

 そして16日には、第7戦が予定されている同じく地元スペインのカタルーニャ・サーキットでレプソル・カラーに彩られたRC213V-Sを走らせた。

 RC213V-Sは、2013年・2014年に自身が2年連続でタイトルを獲得したRC213Vの公道仕様となるため、あくまでもストリートバイクでの走行とはなるが、Moto2時代の2011年からクルーチーフを務めるサンティ・エルナンデスが立ち会うなど、実戦への復帰を見据えた最終段階まで来ているのは確かだろう。

 ちなみにMotoGPのレギュラーライダーがレースに参戦するマシンを使用してプライベートテストを行なうことは、レギュレーションで禁止されている。

 ホンダの絶対エースは「こんなに楽しかったのは久しぶりだよ!」と発信。チームも公式SNSで「第1ステップ → 医師の診断を受ける。第2ステップ → ミニバイクに乗る。第3ステップ → 全力でペダルを踏む。第4ステップ → RC213V-Sに試乗……感覚を取り戻そう!」とコメントし、復帰に向けてのプロセスが順調であることをうかがわせた。
 
 この情報を受けた複数の海外メディアは「マルケスは開幕戦カタールGPのフリープラクティスを走行する」と予想。第2戦のドーハGPを含めたカタール2連戦への出場は見合わせるとしても「遅くとも第3戦ポルトガルGPまでには復帰するのでは?」と報道しているが、開幕戦の暫定エントリーリストに名を連ねる8回の世界王者は、スペイン・メディアの『デポルテス・クアトロ』に対し、「最初のレースに出場する可能性を除外するつもりはないが、回復には浮き沈みがあるため、はっきりとは言えません」と冷静に答えている。

 カタール政府がMotoGP関係者に申し出た、新型コロナウイルスのワクチン接種も現地にとんぼがえりで赴いて済ませており、復帰への道は着々と整っている。ただし、その正確な時期は当日になるまで分からないといった状況だ。

文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super
 
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