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モータースポーツ

角田裕毅、F1直前テストでトラブル続出もフィーリングに好感触! ホンダPUには「進歩を感じる」

THE DIGEST編集部

2021.03.15

角田はトラブル続出に「正直言って、少しストレスが溜まりました」と本音を吐露したが、手応えも得たようだ。(C)Getty Images

角田はトラブル続出に「正直言って、少しストレスが溜まりました」と本音を吐露したが、手応えも得たようだ。(C)Getty Images

 2021年F1世界選手権の開幕に先立ち、最後の調整の場となるプレシーズンテストが、3月12日から3日間、バーレーン・インターナショナル・サーキットで実施されている。

 各チーム2人のドライバーが、新型マシンのポテンシャルを探りながら、その“癖”を知るとともに、問題の洗い出しも行なう貴重な機会だが、見る側にとっては、今季のF1の勢力分布を読み取るための興味深い舞台でもある。

 王者メルセデスのギアボックス・トラブルで幕を開けた合同テスト、初日は彼らの対抗馬と目されるレッドブルのマックス・フェルスタッペンが139周を走行して1分30秒674のトップタイムを記録。2日目は前述のトラブルで6周しか走れなかったメルセデスのヴァルテリ・ボッタスが1分30秒289で雪辱の最速となったが、これにアルファタウリのピエール・ガスリーが0.124秒差で続いた。

 このように2日間はレッドブル・グループが好位置につけたが、その中で注目のルーキー、アルファタウリの角田裕毅は、初日午後に砂嵐と燃料システムのトラブルに見舞われながら37周を走行して1分32秒727の9位。2日目は暑さの厳しい午前のテストで前日を上回る57周の周回で5位、全体では11位となる1分32秒684の最高タイムを記録した。
 
 初日終了後に自身のSNSで「AT02を駆るのは最高でした」と満足感を表わした20歳は、今季がF1ラストイヤーとなるホンダのパワーユニット(PU)について言及。「過去数年に比べて良いステップを歩んでいると思います。幾つか解決すべき問題点はありますが、トップスピードでのパフォーマンスに進歩を感じます」とポジティブに語っている(専門メディア『GPFANS』より)。

 アルファタウリのシャシーについては、とりわけ2日目に多くのトラブルが起きていたことを告白。「DRSが機能しなかったり、C4を履いたラップではペダルの何かが壊れたりしました。そして最後のラップでも車のパワーがなくなり、通常のスティントをこなすことができませんでした」と語り、「正直言って、少しストレスが溜まりました」と本音を吐露した(F1公式サイトより)。

 ただ、「チームにデータを与えられたこと、そして今回がレースの週末じゃなかったことは良かったです」と前向きな姿勢を崩さず、マシン全体については「速いと言うのは時期尚早ですが、フィーリングがとても良いです」と、今後に期待を寄せた。

 このようにテストをこなしている角田について、チームプリンシパルのフランツ・トストは「シーズンに向けて準備を整えている。ここまでスムーズに走れている」と評価。必要なデータをチームに提供できているという日本人ドライバーに対し、改めて「学習スピードが速く、コーナーでも速く、ブレーキングが上手い。F1に必要なものを有する、才能のあるドライバーだ」と称賛した(『FORMULA1.NL』より)。

 最終日(角田は午後に走行)を終えると、あとは28日からのバーレーン・グランプリを待つのみ。プレシーズンテストでの収穫がどれだけマシンの改良や本番のレースに還元されるか、非常に興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】アルファタウリが公開した角田裕毅のテスト走行の様子
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