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【スプリングステークス】混戦必至の皐月賞トライアル! ボーデン本命も穴党の心をくすぐる伏兵がずらり!

三好達彦

2021.03.20

わずか1勝のボーデンだが、実力も血統も折り紙付きだ。写真:産経新聞社

わずか1勝のボーデンだが、実力も血統も折り紙付きだ。写真:産経新聞社

【見どころ】
 4月18日(日)に行なわれるクラシックの一冠目、皐月賞(GⅠ、中山・芝2000m)のトライアルであるスプリングステークス(GⅡ、中山・芝2000m)。今年の出走馬15頭のなかに重賞ウィナーはおらず、本レースの3着までに与えられる優先出走権を得るために各陣営は懸命の仕上げで臨んでくる。混戦模様が予想されるうえ、土曜の夜からは雨予報となっていることで、予想の難易度はかなり上がりそうだ。

【本命視されるのは?】
 1勝馬の身ながら、ボーデン(牡3歳/美浦・木村哲也厩舎)のポテンシャルの高さが重賞級であることは間違いない。スローペースにハマって新馬戦(中山・芝1800m)を2着に敗れ、その後に臨んだ未勝利戦(中山・芝1800m)。3~4番手で迎えた直線で鞍上のゴーサインを受けると一気に突き抜け、ゴールでは2着に6馬身もの差をつけた。そのときの走破タイム、1分45秒2も特筆ものの速さだ。父ハービンジャー×母の父キングカメハメハという血統なら、パワーを要する道悪もこなせると見る。
 
【対抗馬は?】
 デビュー2戦目の共同通信杯(GⅢ、東京・芝1800m)で2着に入ったヴィクティファルス(牡3歳/栗東・池添学厩舎)も素質は一級品。その共同通信杯では、出遅れながら中団を進み、スローペースのなか、直線では力強いフットワークで末脚を伸ばした。2馬身半差での2着ではあるが、勝ったのがクラシック候補ナンバーワンの呼び声も高いエフフォーリアならば健闘と称えるべきだろう。5月生まれのハーツクライ産駒という”伸びしろ”の大きさも魅力的だ。
 
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