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フィギュア

「メダル候補からリカは除外できない」紀平梨花の“4回転ジャンプ”にライバル国メディアが警鐘!

THE DIGEST編集部

2021.03.24

世界選手権でも4回転ジャンプを構成に入れてきた、日本のエース紀平梨花。写真:日刊スポーツ/アフロ

世界選手権でも4回転ジャンプを構成に入れてきた、日本のエース紀平梨花。写真:日刊スポーツ/アフロ

 世界の頂点を争う『世界フィギュアスケート選手権』がスウェーデン・ストックホルムで、現地3月24日から始まる。男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目が実施される中、女子シングルでは4回転ジャンプに挑む予定の選手がとりわけ注目されている。

【PHOTO】世界選手権に挑む日本の新エース紀平梨花の厳選フォト!

 4回転ジャンプを今大会の演技構成に組み込んだのは、ロシアのアンナ・シェルバコワとアレクサンドラ・トゥルソワ、そして日本の紀平梨花の3人だ。ライバルとなるロシアのスポーツメディア『championat.com』では「世界選手権の参加者で、ロシアスケーターにとって、最も危険なのはリカ・キヒラだ」と危機感を示した。

 紀平はシニアデビューして早々の2018年のグランプリ(GP)ファイナルで、平昌五輪女王であるアリーナ・ザギトワを抑えて優勝した経験がある。そんな紀平を同メディアでは「ついにトリプルアクセルの安定感を得て、試合で4回転サルコーを成功させた。これまでリカとロシア選手の争いが話されていた時はかなり誇張されていたが、今ではメダル候補者から除外することは不可能である」と綴っている。
 
 昨年12月の『日本選手権』では、ショートプログラム(SP)で79.34点、フリースケーティング(FS)で154.90点の合計234.24点を獲得し優勝を飾った紀平の得点を「ロシア選手権だと4番目の得点に過ぎない。しかしチェリャビンスク(ロシア選手権の開催地)での審査員は非常に寛大な採点だったことと、私たちの選手がそこで最高の演技をしたことを忘れてはいけない」と強調した上で、「私たちは決して手を緩めてはい。リカ・キヒラはこれまで以上に強く、世界選手権でロシア選手の手に金メダルが渡るとは限らない」と伝えた。

 国際大会初となる紀平の4回転ジャンプは世界中から熱い視線が注がれている。女子シングルSPは、日本時間24日午後6時から、同FSは27日午前2時開始だ。

構成●THE DIGEST編集部
 
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