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格闘技・プロレス

「アイツも神だが、俺も神だ」タイソンが急転直下で宿敵ホリフィールド戦の開催を明言! “耳かみ事件”以来の再戦へ

THE DIGEST編集部

2021.03.25

1997年の対戦ではタイソンがホリフィールドの耳をかみちぎる“愚行”を働き、物議を醸した。その因縁のマッチアップが再び実現へ動き出した。 (C) Getty Images

1997年の対戦ではタイソンがホリフィールドの耳をかみちぎる“愚行”を働き、物議を醸した。その因縁のマッチアップが再び実現へ動き出した。 (C) Getty Images

 往年の名手が再び拳を交わす。

 現地時間3月23日、元ヘビー級王者マイク・タイソン(アメリカ)が、かつて“因縁の宿敵”として激突したイベンダー・ホリフィールド(アメリカ)との3度目の対戦を明言した。

 過去2度の対戦はいずれもホリフィールドが勝利している。1996年に行なわれた1度目は11回TKOでヘビー級のベルトを奪取、1年後の2度目は戴冠を目指していたタイソンが、耳噛みちぎる、まさかの“事件”を起こしために反則負けを喫していた。

 今もボクシング・ファンの間で伝説的な名勝負として語り継がれている両雄の対戦だが、一時は開催が危ぶまれていた。というのも、米スポーツ放送局『ESPN』が、ふたりの決裂を報じたためだ。同メディアは、タイソン側が2500万ドル(約27億円)というファイトマネーを含んだオファーを蹴り、さらにホリフィールドの代理人であるクリス・ローレンス氏が「誠意ある交渉をしてきたが、時間の無駄だった」と世間に公表したことを伝えていた。

 しかし、ここにきて急転直下で契約合意に傾いた。他でもないタイソンがインスタグラムのライブ配信内で「俺とホリフィールドの戦いが続いていることをみんなに知ってもらいたいね」とコメントし、今年5月29日のイベント開催を明言したのだ。

「ホリフィールド。アイツは俺が知っているなかでも神に近い人間だ。しかし、俺も神に認められた男だよ。なぁ聞いてくれよ。5月29日のイベントは必ず成功させるよ」

【動画】タイソンがホリフィールドの耳を噛みちぎった決定的瞬間
 これを受け、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』は、「戦いはまだ続く! タイソンはホリフィールドとの“3部作”を拒否したというゴミみたいな報道を真っ向から否定した」と皮肉交じりに伝えている。

「現在、タイソンとホリフィールドはそれぞれ54歳と58歳だが、昨年から激しいトレーニングを重ね、“3部作”の完結に向け、絶え間ない憶測を読んできた。しかし、ホリフィールド側が『タイソンが試合に無関心である』と公にしたことで、誰もが夢見た試合は崩壊したかに思われた。しかし、“鉄腕”マイクは逃げずに、周囲の喧騒を一蹴。改めてマイアミで、宿敵と戦うことを認めた」

 昨年11月にエキシビションでリング復帰して以来、次戦の行方が注目されていたタイソン。その相手は、どうやら因縁のライバルになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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