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格闘技・プロレス

「即死だったかもしれない…」タイソンの虎を飼っていた過去を後悔! 危険すぎる“近隣トラブル”も告白

THE DIGEST編集部

2020.04.04

当時、敵なしだったタイソンにとって虎すらも恐くなかったのかもしれない。 (C) Getty Images

当時、敵なしだったタイソンにとって虎すらも恐くなかったのかもしれない。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、様々なスポーツイベントが中止や延期を余儀なくされるなか、今、過去の秘話を明かすレジェンドは少なくない。元ボクシングヘビー級統一王者のマイク・タイソンもその一人だ。

 タイソンといえば、史上最年少記録となる20歳4か月での世界ヘビー級タイトル奪取し、プロではWBA、WBC、IBFの3団体統一チャンピオンに輝き、その生涯で56戦して50勝(44KO)6敗という圧倒的戦績を残したレジェンドだ。

 その一方で、私生活では、その豪傑ぶりを証明するエピソードが数多に存在する。彼が2匹のベンガル虎を飼い続けた話もその一つだろう。

 飼い始めた発端はひょんなことからだった。英紙『The Sun』によれば、タイソンは1995年にレイプ事件で3年間の禁固刑から仮釈放された際、知り合いの外車ディーラーから「車代を払ってくれないなら動物に代えるつもりだ。馬かライオン、もしくは虎だな」と言われ、「本当か? じゃあ虎をくれよ」と懇願。1頭あたり4万8000ポンド(672万円)という金額で2匹の虎を手に入れたのだという。

 その当時は、「これがどれだけクールなことか想像してみろ。アストンマーチンにフェラーリ、その横に虎がいるんだぞ?」と誇っていたタイソンだったが、獰猛な肉食動物を飼うのは、チャンプと言えど一筋縄ではいかなったようだ。

 現地時間3月29日、アメリカのラッパー、ファット・ジョーとインスタグラムのライブ配信を行なったタイソンは、29歳でキャリアの絶頂にいた自分の決断を「愚かだったよ……」と悔いている。

「俺はバカだったんだ。あんな猫を2匹も飼う方法を何にも知らなかったんだからな。偶然に死ぬことだってありえたんだ。ちょっと強めにじゃれ合って、パンチを当てて、あいつらを興奮させてみろ。俺は襲われて、即死だったかもしれない」
 
 さらにタイソンは虎を飼っていた際の近隣トラブルも明かした。

「ある時、近所に住んでいたやつが虎がいることを知らずに、あいつらのいる場所に入ってきたんだ。俺に用があったのかは知らないが、フェンスを越えてね。そしたらその女は俺を訴えようとしたんだ。俺は金を持っていたから2800万円を払って黙らせたよ」

 最後にタイソンは、「俺は一緒に寝るくらいあいつらを愛していた」と言いつつ、こう“懺悔”している。

「ただ、俺は間違ったことをしていると学べたんだ。飼うべきじゃなかった。その時はあいつらをペットに出来るなんて考えていたけど、それは間違っていた。飼いならせるわけがねぇんだ」

 その後、責任をもって16年もの間、虎を飼い続けたというタイソン。やはり彼は規格外である。

構成●THE DIGEST編集部
 
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