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格闘技・プロレス

井上尚弥の次戦は6.19ダスマリナスで決定的に!米メディアは“モンスター”に早くも熱狂「我々は彼の戦いを切望していた」

THE DIGEST編集部

2021.03.27

モロニーに圧勝して以来、リングからは遠のいていた井上だが、ようやく次戦の行方が見えてきた。 (C) Getty Images

モロニーに圧勝して以来、リングからは遠のいていた井上だが、ようやく次戦の行方が見えてきた。 (C) Getty Images

 日本が世界に誇る“モンスター”の次戦の行方が小さくない話題を集めている。

 現地時間3月25日、ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者である井上尚弥の次戦について、契約するアメリカのプロモート大手『Top Rank』社のボブ・アラムCEOが、来る6月19日にラスベガスでIBF同級1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦に臨む見通しを明らかにした。

 昨年10月に自身初となるラスベガスでのビッグマッチに臨み、挑戦者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)に7回KOで圧勝していた井上。この規格外の“モンスター”の次なる相手は長らく注目を集めていたが、ようやく定まったようだ。

 アメリカのボクシング老舗誌『The Ring』によれば、アラムCEOは、「日本に外国人が入国する場合、14日間の隔離生活が必要になる。このルールで海外選手と日本選手が戦うことは難しい」とし、「イノウエもアメリカでやれることを喜んでいる」とラスベガスでダスマリナスとのタイトル戦を行なう意向を明言した。

 これを受けて、各国メディアも一斉に反応。米専門メディア『RBR Boxing』は、「28歳のダスマリナスは過去13戦12勝1敗の実力者。そんなフィリピンの猛者に3度目の防衛を果たせば、イノウエはより大きな支持を得られるだろう」と分析。同じく米専門メディア『Boxing News24/7』は、「モンスターがついに帰ってくる」と銘打った記事で、こう綴っている。

【動画】猛者たちをねじ伏せてきた井上尚弥の“圧巻パンチ”をトレーナー目線でチェック
「今日のボクシング界において、おそらく最もエキサイティングなファイターであるナオヤ・イノウエがラスベガスでの3度目の防衛戦に臨むことが決定的となった。イノウエはライバルたちにとって邪悪なパワーパンチャーだが、熟練した技も持っており、2019年11月にノニト・ドネアに勝利したという事実が、彼の凄みを証明している。

 前回の試合では、ジェイソン・モロニーに対して、身も凍るようなKO勝利を収めていたイノウエ。ハロウィーンの夜に披露された末恐ろしいパフォーマンスを見て以来、我々は“モンスター”の次戦を切望していた」

 いまだ正式合意には至っていないものの、井上自身が公式ツイッターで「やっと次戦が決まりかけてきた。まだ正式サインはしてないけどほぼ合意」と綴っているあたりからも、ダスマリナス戦は決定的と見ていいだろう。

 連勝街道を突き進むモンスターは、3度目の防衛を果たせるか。そのパフォーマンスには世界が注目している。

構成●THE DIGEST編集部
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