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バレーボール

石川祐希、13得点で2連勝に貢献!ミラノはシーズン終盤戦でフルセット不敗を継続

THE DIGEST編集部

2021.04.01

セットカウント2-0から追いつかれる嫌な展開の中でも13点を挙げた石川。(C)Powervolley Milano

セットカウント2-0から追いつかれる嫌な展開の中でも13点を挙げた石川。(C)Powervolley Milano

 現地時間3月31日、イタリア男子バレーボールのセリエA、2020-21シーズンのプレーオフ5位決定戦ラウンドロビン第2戦が行なわれた。日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノはトップバレー・チステルナと対戦し、セットカウント3-2(25-22、25-22、18-25、18-25、35-37、15-13)で退けて勝利している。

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 フルセットの逆転勝利を収めた初戦では、石川ら主要メンバーを温存しながら若手選手に出場機会を与えたミラノだったが、今回は全4試合で唯一ストレート勝ちを収めたチステルナを警戒し、先発に石川ら主力陣を揃えて試合に臨んだ。

 ミラノは石川が相手のタッチネットを誘う一打でセットポイントを握り第1セットを奪うと、続く第2セットでも日本のエースがブロックで再びセットポイントをもたらし、開始から2セットを連取した。

 ところが、プレーオフ予選と欧州大会への出場がなかったことでスケジュールに余裕があり、万全のコンデションで試合に臨んだチステルナが反撃を開始する。4連続失点で集中が切れたミラノはミスを連発して第3セットを落とすと、大接戦となった第4セットでは10回にわたるマッチポイントを逃し、フルセットへと持ち込まれてしまう。
 
 ファイナルセット、レギュラーシーズン最下位とは信じがたい戦いぶりを見せるチステルナを、ミラノが僅差で負う展開が続く。2点ビハインドでコートチェンジを迎えた後、石川が放ったバックアタックが幸運を呼び込む。ブロックに阻まれたボールが石川本人にあたって大きくバウンドすると相手コート奥に落ちて逆転。ミラノはシーズン終盤戦のフルセット不敗を力に、以降1度もリードを譲ることなく連勝を果たした。

 石川はチーム2位の13得点(アタック10、ブロック2、エース1)を記録。エースこそ1本にとどまったものの、得点に繋がる効果的なサーブやセットポイントを引き寄せるパフォーマンスで勝利に大きく貢献した。

 なお、日本時間4月4日午前0時開始予定の第3戦でミラノは、勝ち点「1」の差でレギュラーシーズン7位の座を譲ったレオシューズ・モデナと敵地で対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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