格闘技・プロレス

「次の相手は彼も望むカシメロだ!」トップランク社CEOが井上尚弥の気になる今後を明かす! 因縁対決が実現へ

THE DIGEST編集部

2021.04.02

連勝街道を突き進む井上(左)。自身への挑発を繰り返すカシメロとの対戦を切望しているようだ。 (C) Getty Images

 日本が世界に誇る"モンスター"の一挙手一投足が注目を集めている。

 来る6月19日にIBF同級1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)とのタイトルマッチ実現が有力視されるボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者である井上尚弥だ。

 昨年10月にラスベガスで行なわれたタイトルマッチでジェイソン・モロニー(オーストラリア)に7回KOで圧勝し、次戦の行方が注目を集めていた井上。契約するアメリカのプロモート大手『Top Rank』社も長らく沈黙を貫いていたが、先月25日、ボブ・アラムCEOが「彼もアメリカでやれることを喜んでいる」と明かし、再びラスベガスでの試合を組む意向を公言した。

 これを受けてさまざまな反響が巻き起こるなか、百戦錬磨の名プロモーターであるアラムCEOは、フィリピン紙『Business Mirror』の取材に応じ、あらためてダスマリナス戦を組むに至った経緯を語った。

「ダスマリナスが大きなポテンシャルを秘めていると感じたんだ。もちろんイノウエにとってはタフな戦いになるだろうが、誰にとっても興味をそそる一戦になるのは言うまでもない。それに大きな仕事をやってのけなければ、大スターにはなれない。彼にとって重要な意味を持つだろう。壊滅的な破壊力を持つイノウエとダスマリナスの顔合わせは、間違いなく良い試合になる」

【動画】渾身のストレート炸裂! モロニーを撃破した井上尚弥のKOシーンはこちら
 では、井上の今後はどうなっていくのか。今月1日に自身のYou Tubeチャンネルで「イノウエは俺から逃げる決心をしたようだ。もう俺と戦いたくないと思ってるだろう」と執拗に挑発したWBOバンタム級王者、ジョンリル・カシメロ(フィリピン)との対戦も囁かれるなか、アラムCEOは興味深いコメントを残した。

「イノウエはかなりの破壊力を持つファイターだ。それだけに手に余るほどの選択肢や可能性がある。ただ、ダスマリナス戦に勝利した際には、次の相手はイノウエ自身が望んでいるカシメロになるだろう」

 カシメロの挑発を受け、自身のツイッターで「いつでも倒す準備はできてる」と呼応した井上。開催が決定的となっているダスマリナス戦に勝利して因縁のカシメロとの雌雄を決する狙いのようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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