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「ガス欠状態でレースをやっていた」瀬戸大也が復帰戦での苦悩を明かす! 日本選手権の初日は400個人メドレーに出場!

THE DIGEST編集部

2021.04.02

競泳で唯一東京五輪代表に内定している瀬戸。今大会は3種目にエントリーしている。写真:日本水泳連盟

 東京五輪代表選考会を兼ねる競泳の「日本選手権」が、東京アクアティクスセンターで4月3日に開幕する。大会を明日に控えた2日、瀬戸大也(TEAM DAIYA)がオンライン会見に臨んだ。

 瀬戸は今大会、200メートル、400メートル個人メドレー、200メートルバタフライの3種目にエントリーしている。代表権獲得を狙う200メートルバタフライに関して「感覚的には1分53秒台が出たらかなりいいと思う。しっかりとその辺のタイムを目指して泳ぎたい」と抱負を語った。

 現在のコンディションについては、「調子が良かった時に比べて、7割程度戻ってきてる」と明かした。女性問題で昨年10月から2か月半の活動停止処分を受けた瀬戸は、2月上旬の「ジャパンオープン」で実戦復帰。400メートル個人メドレーで4分12秒57を出して優勝したもののタイムは自己ベストより約6秒遅く、200メートルバタフライでは1分56秒32で3位、200メートル個人メドレーでは後半に激しく失速して2分3秒89で8位に終わった。その後、2月下旬の「東京都オープン」でも400m個人メドレー3位、200mバタフライ6位と苦しんだ。
 
 これら2戦について「身体を絞っていかないといけないというところで、ちょっと栄養不足になって、結果的にガス欠状態でずっとレースをやっていた。後半ガクッとかなり身体がきつくなった」と振り返る。

 今大会直前の3月31日まで、長野県の東御市での合宿に臨んだ瀬戸は、「体力自体のベースアップを一番感じている」と自信をのぞかせ、「4種目の感覚的にも水を前でキャッチする感覚が日に日に良くなってきて、泳ぐ筋肉のほうもすごく戻ってきている」と手応えを口にした。

 大会初日の3日は、400個人メドレーの予選と決勝が予定されている。まずは五輪の代表権を得ているこの種目を制することができるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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