2月7日、東京アクアティクスセンターで行なわれた『ジャパンオープン』で、白血病からの完全復帰を目指す競泳の池江璃花子(ルネサンス)は女子50メートル自由形に出場。24秒91の学生新記録で2位に入り、復帰後では初となる表彰台に上った。
【PHOTO】いつもその笑顔に癒される…完全復活を期す“池江璃花子”の特選フォトギャラリー
この快挙を、米国の競泳専門メディア『SWIM SWAM』のジャレッド・アンダーソン記者は「称えるべきは24秒台に戻ったこと」と評し、驚愕の復活劇をレポートしている。
2018年時点での池江を「地球上のベストスイマーの一人として地位を確立しつつあった」とした同記者は、2019年2月に急性リンパ性白血病が発覚した時に「彼女の将来に暗雲が垂れ込めたと感じた」と振り返る。ところが、そんな記者の懸念をよそに「実戦から1年半離れたのち、池江は2020年に見事カムバックを果たしたのである」。
そして先日の『ジャパンオープン』で、復帰後初めて25秒を切る24秒91をマークしたことを「間違いなく素晴らしい泳ぎだった」と称賛。「2021年では世界で3番目のタイム」であり、「2020-2021シーズン全体で見ても世界15位で、2019年の世界選手権で準決勝に進出できる好タイムだ」と続けた。
最後には「印象的で感動的でエキサイティング! 池江の泳ぎはあらゆる意味で格別だ。彼女はまだ20歳であり、誰も予想だにしなかったスピードで世界のエリートへと返り咲きつつある。今回のレースでそれを示した。影響はプール内でのインパクトにとどまらない。輝けるヤングスターが健康になって復活を遂げた事実は、競泳界にとって朗報でしかないからだ」と力を込めた。
池江の次戦は20日に開幕する『東京都OPEN』。復帰後初めてバタフライ(50メートル、100メートル)に挑戦する予定だ。
構成●THE DIGEST編集部
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この快挙を、米国の競泳専門メディア『SWIM SWAM』のジャレッド・アンダーソン記者は「称えるべきは24秒台に戻ったこと」と評し、驚愕の復活劇をレポートしている。
2018年時点での池江を「地球上のベストスイマーの一人として地位を確立しつつあった」とした同記者は、2019年2月に急性リンパ性白血病が発覚した時に「彼女の将来に暗雲が垂れ込めたと感じた」と振り返る。ところが、そんな記者の懸念をよそに「実戦から1年半離れたのち、池江は2020年に見事カムバックを果たしたのである」。
そして先日の『ジャパンオープン』で、復帰後初めて25秒を切る24秒91をマークしたことを「間違いなく素晴らしい泳ぎだった」と称賛。「2021年では世界で3番目のタイム」であり、「2020-2021シーズン全体で見ても世界15位で、2019年の世界選手権で準決勝に進出できる好タイムだ」と続けた。
最後には「印象的で感動的でエキサイティング! 池江の泳ぎはあらゆる意味で格別だ。彼女はまだ20歳であり、誰も予想だにしなかったスピードで世界のエリートへと返り咲きつつある。今回のレースでそれを示した。影響はプール内でのインパクトにとどまらない。輝けるヤングスターが健康になって復活を遂げた事実は、競泳界にとって朗報でしかないからだ」と力を込めた。
池江の次戦は20日に開幕する『東京都OPEN』。復帰後初めてバタフライ(50メートル、100メートル)に挑戦する予定だ。
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