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「マツヤマより優れたプレーヤーはいない!」マスターズ制覇へ“王手”の松山英樹にPGA公式が注目!

THE DIGEST編集部

2021.04.11

第3ラウンドでボギーフリーの「65」と猛攻を見せた松山。4打差の単独首位で最終日を迎える。(C)Getty Images

第3ラウンドでボギーフリーの「65」と猛攻を見せた松山。4打差の単独首位で最終日を迎える。(C)Getty Images

 初制覇へ王手をかけた29歳にPGAツアー公式も大きな期待を寄せている。

 現地10日に米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで行なわれた『マスターズ』の大会3日目、日本から唯一出場している松山英樹は7つスコアを伸ばしてホールアウト。通算11アンダーで単独首位に浮上した。

【動画】15番で圧巻イーグル! 松山英樹、マスターズ3日目の“全65ショット”はこちら!

 首位と3打差の6位タイから出たこの日は、7番でバーディを奪って前半を折り返すと、11番のセカンド地点で雷雨による1時間17分の中断を余儀なくされるも、再開後は11、12番で連続バーディを奪い、15番では今大会3つ目のイーグルをマーク。さらに16、17番でもバーディパットを沈め、1イーグル・5バーディ・ノーボギーの「65」でフィニッシュした。

 後続とは4打差と絶好の位置で最終ラウンドを迎える29歳の躍進に、PGAツアー公式サイトは「デビューから10年、ヒデキ・マツヤマがマスターズ優勝への道を歩む」と銘打った特集記事を掲載。これまでの軌跡をプレイバックするととともに、優勝の可能性へ注目している。
 
 遡ること10年前、マスターズに初出場したときは通算1アンダーで27位に入り、日本人初のローアマに輝いた。記事では当時19歳の松山を、「自分のゲームがオーガスタ・ナショナルに適していることを知っていた」と綴り、同コースの特徴について、アイアンを得意とする松山との相性を絡めながら次のように分析した。

「アリスター・マッケンジーの設計では、マツヤマの強みが生かされる。“セカンドショット・ゴルフコース”というフレーズはオーガスタ・ナショナルの代名詞だ。選手は(距離的に)届きやすいパー5で分別され、急斜面からホールの近くに運ぶ正確なショットが求められる」

 さらに、記事内では「PGAツアーにおいて、マツヤマより優れたアイアンプレーヤーはほとんどいない」と言及。過去7シーズン、松山は“ストロークス・ゲインド・アプローチ(アプローチのスコアに対する貢献度)”でトップ10に入っており、これはツアー最長記録とのことで、この日の後半のプレーについても「最終8ホールのプレーでも再びそれを証明した」と称賛の言葉が送られた。

 2位タイの4選手には4打差をつける松山。はたして日本人男子初のマスターズ制覇を果たせるか。運命の最終ラウンドは日本時間12日午前3時40分よりスタート予定だ。

構成●THE DIGEST編集部
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