格闘技・プロレス

「誰がバカなんだ!」“巨獣”ストローマンがケージを破壊してマクマホン息子との遺恨戦を制す【WWEレッスルマニア】

どら増田

2021.04.11

迫力満点のレスリングを披露したストローマン(左)は、シェイン(右)を力で凌駕した。(C) 2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 現地時間4月10日、世界最大のプロレス団体『WWE』は、アメリカのフロリダ州タンパにあるレイモンド・ジェームス・スタジアムで行なわれた年間最大のPPV『レッスルマニア37』DAY1を世界にライブ配信した。

 これがWWEデビューとなるグラミー賞受賞者バッド・バニー&ダミアン・プリーストが、"因縁"のザ・ミズ&ジョン・モリソンを撃破してインパクトを残した。

 立ち上がりからどこか余裕をかますミズにジャブをヒットさせたバニーは、モリソンにヘッドバットを炸裂して見せ場を作る。しかし、経験に勝る相手コンビとの連携攻撃からスリーパーで反撃を受けたバニーはピンチに陥る。

 それでもなんとか交代するとプリーストが躍動し、2人同時のファルコンアローで反撃。ここでプリーストがトペ・スイシーダ、バニーがコーナートップからのクロスボディを決め、白熱の攻防を展開したが、最後はバニーがプリーストに担がれたミズにクロスボディを放って3カウント。バニー&プリーストが因縁のライバルを破った。

 注目の"巨獣"ブラウン・ストローマンは、WWEを取り仕切るビンス・マクマホン氏の息子であるシェイン・マクマホンとスチールケージ戦で激突した。

【動画】巨獣ストローマンがケージ破壊! マクマホン息子に見舞った衝撃のパワースラムはこちら
 試合前にシェインの手下であるアライアスとジャクソン・ライカーがストローマンに待伏せのパイプ椅子攻撃を仕掛ける思わぬ展開のなかでゴングが鳴った一戦は、シェインもパイプ椅子でストローマンに襲い掛かって優勢に進めた。しかし、そこは"巨獣"である。打たれ強さを見せつけたストローマンも「逃げるところはないぞ!拳を食らわせてやる」とシェインを捕まえようと奔走する。

 反撃を受けたシェインはケージ上にあった鉄板で攻撃し、ケージからの脱出を狙ってよじ登る。さらに手下の2人がシェインの脱出をフォローするが、そこはストローマンが金網に体当たりして衝撃で吹き飛ばして事なきを得る。

 終盤には、シェインがケージトップにあったツールボックスを利用してストローマンを迎撃。これで勝負ありかと思われたが、ストローマンはなんとケージを破壊。すでに外側にいたシェインを強引に引き戻すと、「言っただろ。誰がバカなんだって」と叫んでケージ頂上から相手をリングに突き落とし、最後は必殺のランニング・パワースラムを決めて3カウントをもぎ取った。

 遺恨戦を制したストローマンは、自らを散々バカにしてきたシェインを見下ろし、どうだと言わんばかりに両拳を上げながら雄叫びを上げた。

文●どら増田
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