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格闘技・プロレス

「僕が勝ったことで日本人が変わっていく」松山英樹、日本人初のマスターズ制覇に感無量!「良いプレーを見せられて良かった」

THE DIGEST編集部

2021.04.12

最終日は苦しみながらもトップを守り抜いた松山が、初のマスターズ制覇を果たした。(C)Getty Images

最終日は苦しみながらもトップを守り抜いた松山が、初のマスターズ制覇を果たした。(C)Getty Images

 ついに栄光を掴んだ男の目には、うっすらと涙が浮かんでいた。

 現地4月11日に男子ゴルフの海外メジャー初戦『マスターズ』(米ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGC)の大会最終日が行なわれ、松山英樹が通算10アンダーで念願のメジャー初優勝。10度目の挑戦で手にした日本人初の快挙に、試合後のインタビューでは「良いプレーを見せられて良かった」と喜びを噛み締めた。

 11アンダーの単独首位で出たこの日は、1番パー4をボギーとする嫌な立ち上がりだった。しかし、2番をバーディとしてリズムを取り戻すと、8番、9番で連続バーディを奪い、ひとつスコアを伸ばしてサンデーバックナインに入る。
 
 2位と5打差で迎えた後半のラウンドは、15番のパー5で池に入れてボギーを叩くなど苦しい展開が続いたが、最終的に4バーディ、5ボギーの「73」で回り、我慢強くリードを守ってホールアウト。優勝を決めてクラブハウスに向かう途中では、目を潤ませながら歓声に応えた。

 日本人最高位は2009年に片山晋呉が記録した単独4位。それを一気に塗り替えた初優勝を、松山自身は「これまでメジャーで勝てなかったが、僕が勝ったことで日本人が変わっていくのではないか」と語り、「もっと僕も勝てるように頑張っていく」とさらなる高みへ目を向けた。日本人のマスターズ挑戦から85年、ついにその壁を破った29歳は、これからさらに歴史を作っていくことだろう。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】松山英樹が悲願成就!マスターズ初制覇を決めたウイニングパットの瞬間
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