現地4月11日、PGAツアー伝統のメジャー『マスターズ』は最終日を迎え、日本の松山英樹が10度目の挑戦で悲願の初優勝を飾った。
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2位に4打差の首位でスタートし、一時は5打差にまでリードを広げた29歳だったが、"サンデイ・バックナイン"に入ると15番の池ポチャなど、ボギーを連発してしまう苦境に直面する。それでも要所でパッティングが冴えを見せ、終わってみれば1打差でフィニッシュ。堂々、悲願のメジャー初制覇を成し遂げた。
4日間の激闘を戦い抜いた松山を、解説者として熱くサポートしたのが"レジェンド"中嶋常幸プロだ。最終日もTBSのライブ解説を担当し、スタート前には「緊張してぜんぜん寝れませんでしたよ。1時間くらいしか。僕が出場するわけじゃないのにね」と冗談交じりに語っていた。
放送中は努めて冷静に振る舞っていた氏だが、最終ホールで松山がウイニングパットを決めて優勝を飾ると、実況席ですすり泣く声を響かせた。およそ2分後にようやく言葉を発したが、「すいません、後半は本当に苦しかったから……良かった……」とだけ話して、ふたたび言葉を詰まらせた。
かつて青木功氏、尾崎将司氏らと日本のゴルフ界を牽引し、国内ツアーで48勝を挙げた66歳の名手。それでも海外メジャーでは4度に渡ってトップ10入りは果たしたものの優勝は果たせず、キャリアを通して厚い壁に阻まれた。今大会、後輩である松山に想いを託して繰り広げた熱き"トミー節"。それはテレビを通じて日本中のファンの感動を呼び、大いに好評を博した。
表彰式後には松山とリモートで対話した中嶋氏。「おめでとう、ヒデキ! こんなに嬉しい日が来るなんて思わなかったよ。本当に良かったなぁ……ありがとう……」と語りかけてふたたび涙し、最後は「日本に帰ってきたら一度、グリーンジャケットに袖を通させてね」と茶目っ気たっぷりのお願いをしていた。
構成●THE DIGEST編集部
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2位に4打差の首位でスタートし、一時は5打差にまでリードを広げた29歳だったが、"サンデイ・バックナイン"に入ると15番の池ポチャなど、ボギーを連発してしまう苦境に直面する。それでも要所でパッティングが冴えを見せ、終わってみれば1打差でフィニッシュ。堂々、悲願のメジャー初制覇を成し遂げた。
4日間の激闘を戦い抜いた松山を、解説者として熱くサポートしたのが"レジェンド"中嶋常幸プロだ。最終日もTBSのライブ解説を担当し、スタート前には「緊張してぜんぜん寝れませんでしたよ。1時間くらいしか。僕が出場するわけじゃないのにね」と冗談交じりに語っていた。
放送中は努めて冷静に振る舞っていた氏だが、最終ホールで松山がウイニングパットを決めて優勝を飾ると、実況席ですすり泣く声を響かせた。およそ2分後にようやく言葉を発したが、「すいません、後半は本当に苦しかったから……良かった……」とだけ話して、ふたたび言葉を詰まらせた。
かつて青木功氏、尾崎将司氏らと日本のゴルフ界を牽引し、国内ツアーで48勝を挙げた66歳の名手。それでも海外メジャーでは4度に渡ってトップ10入りは果たしたものの優勝は果たせず、キャリアを通して厚い壁に阻まれた。今大会、後輩である松山に想いを託して繰り広げた熱き"トミー節"。それはテレビを通じて日本中のファンの感動を呼び、大いに好評を博した。
表彰式後には松山とリモートで対話した中嶋氏。「おめでとう、ヒデキ! こんなに嬉しい日が来るなんて思わなかったよ。本当に良かったなぁ……ありがとう……」と語りかけてふたたび涙し、最後は「日本に帰ってきたら一度、グリーンジャケットに袖を通させてね」と茶目っ気たっぷりのお願いをしていた。
構成●THE DIGEST編集部
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