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【桜花賞】並みの馬では出せない「1分31秒1」。ソダシ、先行・抜け出しの堂々たるレースで白馬史上初クラシック制覇

三好達彦

2021.04.13

“白毛一族”のソダシが史上初のGⅠ制覇を遂げた。写真:産経新聞社

“白毛一族”のソダシが史上初のGⅠ制覇を遂げた。写真:産経新聞社

 4月11日、牝馬クラシック第一弾となる第81回桜花賞(GⅠ、阪神・芝1600m)が行なわれ、単勝2番人気に推されたソダシ(牝3歳/栗東・須貝尚介厩舎)が積極的な仕掛けで抜け出すと、猛追した1番人気サトノレイナス(牝3歳/美浦・国枝栄厩舎)を抑えて優勝。白毛馬として史上初のGⅠ制覇を成し遂げるとともに、従来のコースレコードを一気に0秒8も更新した。

 想像をはるかに超える強さと速さだった。

 好スタートを切ったソダシは無理なく先団に取り付くと、3番手の内を悠々と追走。対するサトノレイナスは馬群の後方を進んで直線勝負にかける構えをとった。折り合いが心配された3番人気のメイケイエール(牝3歳/栗東・武英智厩舎)はスタートをあおるようなかたちで遅れ、3コーナーの手前では制御が利かなくなって暴走気味にまで上がって行ってしまった。

 1000mの通過ラップは56秒8というハイペース。それでも手綱を抑えたまま3番手で直線へ向いたソダシは、鞍上のゴーサインを受けると馬群からグイグイと抜け出して先頭に躍り出る。その後ろから8番人気のファインルージュ(牝3歳/美浦・木村哲也厩舎)と4番人気のアカイトリノムスメ(牝3歳/美浦・国枝栄厩舎)が脚を伸ばし、さらにその外からサトノレイナスが猛追。しかし、ソダシは上手に手前を変えて最後まで粘り切り、サトノレイナスをクビ差抑えて勝利をものにした。
 
 そして掲示板にあがった走破タイムを見て誰もが目を疑った。

「1分31秒1」

 2019年、グランアレグリアによって記録された桜花賞レコード「1分32秒7」はもちろん、2017年にブラックムーンが刻み付けた「1分31秒9」のコースレコードまでも一気に更新する快記録だったのである。

 レコードタイムは年々進化する馬場管理技術により、また天候などによっても大きく変わるものであり、一概に「驚異的」とするのは避けなければならないが、それでもハイペースで進んだ今年の桜花賞を先行・抜け出しという堂々たるレースぶりで刻んだこの時計は並みの馬に出せるタイムではない。
 
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