ゴルフ

「実は2週間前に…」マスターズ初制覇の松山英樹がしていた“賢明な選択”にPGA公式が注目!「彼の条件と合致した」

THE DIGEST編集部

2021.04.16

メジャー初制覇を果たした松山は今大会、“エース”ではなく2週前から使用する新パターでプレーしていた。(C)Getty Images

 快挙を成し遂げた29歳の"賢明な選択"に注目が寄せられている。

 現地4月11日、男子ゴルフの松山英樹は海外メジャー「マスターズ」で悲願の初優勝を飾った。日本人としては樋口久子、渋野日向子に続く3人目、男子に限ると初のメジャー大会制覇となった。

 歴史的瞬間からいまだ興奮冷めやらぬ中、米男子プロゴルフ協会(PGA)公式サイトは現地17日に、松山のギアを焦点に当てた記事を掲載。「ヒデキ・マツヤマはパター変更後にマスターズで優勝した」との見出しで、勝因のひとつとして"クラブチェンジ"があったことを指摘している。
 
 初日からパッティングが冴えていた松山だが、今大会で使用していたパターは「スコッティキャメロン・ニューポート2のツアープロトタイプ」という、これまでの"エース"とは違うモデルだった。加えて、このパターを使用し始めたのが「実は2週間前に行なわれた『WGCデルテクノロジーズマッチプレー』から」と、まだ握り始めてから1か月も経っていなかったそうだ。

 また同サイトによると、松山が複数のモデルをテストする中で、最終的にこのパターを選択した理由は「グリップの感触だった」とのことで、「インパクト時に最大限のフィードバックが得られる"ラウド" なパターを好み、ニューポート2のプロトモデルはその条件と合致したのだ」と分析している。

 そして、今年一度もトップ10入りなかった中で迎えた大舞台で会心の優勝。この結果に「2週前のオースティンでの交換は、マツヤマがグリーンジャケットを着たことからも明らかなように、賢明な選択だったといえるだろう」と結論付けている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】松山英樹が悲願のメジャー初制覇を決めた歴史的瞬間をプレイバック!
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