格闘技・プロレス

「俺はリアルファイターだ」“お騒がせYouTuber”がついに元UFC戦士も葬って海外メディアも騒然!?「明らかに強い…」

THE DIGEST編集部

2021.04.19

アスクレンを打ちのめして挑発的な表情を浮かべるジェイク。そのパフォーマンスは世界を賑わせている。(C) Getty Images

 世間で注目を集めてきた"お騒がせYouTuber"が見事なKO劇を演じた。

 現地時間4月17日、アメリカの人気YouTuberでボクシングに挑戦しているジェイク・ポール(米国)が、クルーザー級マッチで元UFCファイターのベン・アスクレン(米国)に1回TKO勝ちを収めた。

 昨年1月にプロデビューから2戦2勝と無敗を続け、挑発的な言動を繰り返し、世間を煽りに煽ってきた男が豪快な一発で仕留めた。序盤から猛烈な圧力をかけ、主導権を握ったジェイクは、1分40秒を過ぎたところで左ジャブから右フック一閃! 見事にアスクレンをリングに沈めた。

 カウントの速さを審判に抗議するアスクレンを尻目に、セカンドの仲間たちとともに感慨に浸ったジェイクは、「俺はリアルなファイターだと何度も言ってきた。これ以上に何を証明すればいいんだ?」とリング上で叫び、「コナー・マクレガーとの戦いは誰もが想像するよりも実現が近い。あいつは金のために戦う。俺もそうだ。今後24か月以内で何かが起きるはずだ」と総合格闘技界のカリスマへ宣戦布告をした。

 UFCやベラトールでの実績を誇るアスクレンを破り、下馬評を覆したジェイクに海外メディアも騒然としている。英スポーツ専門ラジオ局『Talk SPORT』は、「彼にとってはイージーな勝利だった。それぐらい明らかに強い」とレポートした。

「始まった途端にすべてが終わった。YouTube界のスターはUFCの元戦士をわずか2分もかからずに仕留め、自らの勝利を高らかに宣言した」

【動画】渾身のストレートで一閃! アスクレンを撃破したジェイクのTKOシーンはこちら
 また、英衛星放送『Sky Sports』は、リングに倒れたアスクレンに対するカウントのジャッジが速かったという問題がSNSで物議を醸している点を指摘したうえで、こう続けた。

「ジェイクのジャブと右ストレートのコンビネーションは明らかにアスクレンの側頭部を捉えていた。そして立ち上がった彼はあきらかにふらついており、レフリーが試合を続行させなかったのは理解できるものだった」

 事実、これが2019年11月以来の復帰戦だったアスクレンは試合後に、「俺はこの結果を真剣に受け止める。言い訳はしない」と敗戦を認めている。

 いまだに正統なプロボクサーとは戦っていないジェイクだが、先述のマクレガーへの宣戦布告などから推察するに、今後も話題作りの相手をターゲットにしていくのは必至だろう。

構成●THE DIGEST編集部
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