大注目の一戦は、痛快な決着を見た。
現地時間4月24日、アメリカ最大の総合格闘技団体『UFC』は、フロリダにあるジャクソンビル・ベテランズ・メモリアル・アリーナで「UFC261」を開催。大トリを飾ったウエルター級タイトルマッチは、王者カマル・ウスマン(ナイジェリア)が、挑戦者のホルヘ・マスビダル(米国)を相手に2R・KO勝ちを収めた。
1万5000人のファンは勝者の見事な一撃に酔いしれた。2Rの1分が過ぎた時だ。ウスマンは左フックを打ってきたマスビダルに対して、左ジャブで合わせてから渾身の右ストレートをお見舞いすると、さらに倒れ込んだ相手に鉄槌を連打して失神させたのである。
UFC史上2番目に長い14連勝を飾り、「俺はもっともっと強くなる」と自信を漲らせたウスマン。一方でKO負けを喫したマスビダルも潔く完敗を認めた。米メディア『ESPN』のインタビューでその心境を明かしている。
戦前から王者に対して「俺のほうがよっぽどヤバいやつらを倒してきてるし、あんな虫けらみたいなやつ、相手にならない」とトラッシュトークを展開してきた“ストリート・ジーザス(マスビダルの愛称)”。しかしKOでの完敗という現実を受け、「公平な結果だ」と本音を吐露した。
「俺はあいつが慎重に出てくるかと思っていた。それがそうではないと気付いた時には遅かったね。完全に情報を読み間違えたし、全てが手遅れだった」
【動画】当たった瞬間にKO! マスビダルを撃破したウスマンの渾身ストレートはこちら
さらに失神させられたシーンについて、「俺はああいうのが大好きだ」と興奮気味に語っている。
「いったいなにが起きたのかって感じで、なにがなんだか分からなかった。ただ、あいつが結果を出してきた理由が分かった気がするよ。あいつが俺をノックアウトしたあのシーンは本当に美しいし、このスポーツの醍醐味とも言える瞬間だ。本当に惚れ惚れするテクニックだった」
幾多の修羅場をくぐり抜けてきた戦士も認めたウスマンの剛腕。その圧倒的な強さは、もはや敵なしといっても過言ではない。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間4月24日、アメリカ最大の総合格闘技団体『UFC』は、フロリダにあるジャクソンビル・ベテランズ・メモリアル・アリーナで「UFC261」を開催。大トリを飾ったウエルター級タイトルマッチは、王者カマル・ウスマン(ナイジェリア)が、挑戦者のホルヘ・マスビダル(米国)を相手に2R・KO勝ちを収めた。
1万5000人のファンは勝者の見事な一撃に酔いしれた。2Rの1分が過ぎた時だ。ウスマンは左フックを打ってきたマスビダルに対して、左ジャブで合わせてから渾身の右ストレートをお見舞いすると、さらに倒れ込んだ相手に鉄槌を連打して失神させたのである。
UFC史上2番目に長い14連勝を飾り、「俺はもっともっと強くなる」と自信を漲らせたウスマン。一方でKO負けを喫したマスビダルも潔く完敗を認めた。米メディア『ESPN』のインタビューでその心境を明かしている。
戦前から王者に対して「俺のほうがよっぽどヤバいやつらを倒してきてるし、あんな虫けらみたいなやつ、相手にならない」とトラッシュトークを展開してきた“ストリート・ジーザス(マスビダルの愛称)”。しかしKOでの完敗という現実を受け、「公平な結果だ」と本音を吐露した。
「俺はあいつが慎重に出てくるかと思っていた。それがそうではないと気付いた時には遅かったね。完全に情報を読み間違えたし、全てが手遅れだった」
【動画】当たった瞬間にKO! マスビダルを撃破したウスマンの渾身ストレートはこちら
さらに失神させられたシーンについて、「俺はああいうのが大好きだ」と興奮気味に語っている。
「いったいなにが起きたのかって感じで、なにがなんだか分からなかった。ただ、あいつが結果を出してきた理由が分かった気がするよ。あいつが俺をノックアウトしたあのシーンは本当に美しいし、このスポーツの醍醐味とも言える瞬間だ。本当に惚れ惚れするテクニックだった」
幾多の修羅場をくぐり抜けてきた戦士も認めたウスマンの剛腕。その圧倒的な強さは、もはや敵なしといっても過言ではない。
構成●THE DIGEST編集部