専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

「本当に恐ろしい」カーフキックの“自爆”で足がグニャグニャに…UFC戦士の骨折に英メディアは愕然「警告しよう…」

THE DIGEST編集部

2021.04.26

あまりのショッキングな痛みに悶絶して倒れ込むワイドマン。負傷箇所の悲惨さに誰もが息をのんだ。(C) Getty Images

あまりのショッキングな痛みに悶絶して倒れ込むワイドマン。負傷箇所の悲惨さに誰もが息をのんだ。(C) Getty Images

 背筋が凍るアクシデントだった。

 現地時間4月24日、アメリカ最大の総合格闘技団体『UFC』は、フロリダにあるジャクソンビル・ベテランズ・メモリアル・アリーナで「UFC261」を開催。大注目のメインカードで行なわれたミドル級マッチでは、同級9位のユライア・ホール(ジャマイカ)と、同11位のクリス・ワイドマン(米国)が思いもよらぬ決着を見た。

 UFC3連勝と波に乗るホールに、元王者のワイドマンが挑んだ一戦というだけあって熱戦が期待されたが、予想外の結末が待っていた。開始間もない17秒、正対した状態から右足でカーフキックを放っていったワイドマンに対し、ホールは左足のスネを外に向けてカット。すると、思い切り踏み込んだ蹴りの衝撃がそのまま跳ね返った元王者の足は完全に折れてしまったのだ。

 オクタゴン(UFCが使用する五角形のリング)で悶絶し、そのまま担架で運ばれて退場したワイドマンの妻マリビさんは、試合後に自身のインスタグラムで緊急手術を行なったことを発表。そして「ひどい話だった。人生には不思議なことが起こるもので、計画は一瞬にして台無しになってしまう。長い一日がようやく終わった」と心境を綴った。

【動画】UFC社長も驚いたワイドマンの悲惨な骨折シーンはこちら
 自らの攻撃で、スネがグニャグニャに曲がってしまったワイドマンの敗戦シーンは、試合後も小さくない反響を広げている。英スポーツ専門ラジオ局『talk SPORT』は、「本当に恐ろしい骨折だった」と、その悲惨さを綴っている。

「会場に居合わせた誰もが一瞬、何が起きたかが、把握しきれなかった。あまりに咄嗟の出来事だったからだ。しかし、崩れ落ちた彼の姿を目の当たりにし、事の重大さに気付かされた。ワイドマンはファンを気遣って退場する際に親指を立てたが、ガードしたホールを含めて誰もが動揺を隠しきれなかった。警告しよう。この試合のハイライトは気弱な人向けではない」

 瞬時の動きが致命傷にもなる格闘技。今回のワイドマンの負傷は、その恐ろしさを知る出来事だと言えるだろう。とにもかくにも心身ともに本人が無事なのは何よりだ。

構成●THE DIGEST編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号