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格闘技・プロレス

「僕をオリンピックに出してください」復活した飯伏幸太が“因縁”のジェフ・コブに対戦要求&仰天提案!【新日本】

どら増田

2021.04.30

コブ(左)の挑発を真っ向から受けて立った飯伏(左)はハマスタでの対戦を要求した。(C)新日本プロレス

コブ(左)の挑発を真っ向から受けて立った飯伏(左)はハマスタでの対戦を要求した。(C)新日本プロレス

 4月29日、新日本プロレスは、『レスリング薩摩の国』を鹿児島・西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)で開催。大注目のメインイベントでは欠場中だった飯伏幸太が、棚橋弘至とタッグを結成し、ジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレのユナイテッド・エンパイア組とスペシャルタッグマッチで激突した。

 鹿児島出身の飯伏は、今月4日の両国国技館大会で、ウィル・オスプレイにIWGP世界ヘビー級王座を奪取された直後にツアー・オブ・ジ・アイランドで襲撃を受けたコブと、序盤から激しく火花を散らす。

 試合終盤、棚橋&飯伏はユナイテッド・エンパイア組を分断。ヘナーレに棚橋がハイフライアタックを浴びせると、最後は飯伏のカミゴェが炸裂して3カウントをもぎ取った。

 久々の勝利を収めた“ゴールデン・エース”は試合後、因縁のコブに激しく挑発されると、これに飯伏もシングルでの決着を要求。両雄は一騎討ちの様相を呈する運びとなった。

 インタビューブースで飯伏は、「僕はアスリートの能力が欲しくて、今でも頑張ってます。もちろん、プロレスもそのひとつ。彼もその能力をやっぱり持ってる」とコブの実力を認めたうえで、仰天の提案を口にした。

【動画】飯伏幸太、コブとの激しい肉弾戦! バチバチのどつきあいはこちら
「僕が一番悔しいと感じることは、その部分ですよ。それが欲しいんですよ。だから何回も当たりたいし、彼は同じ1982年生まれ。(昭和)57年会ですよ。もっとみんなと闘いたい。それに彼はオリンピックという舞台に立ってる。ということはオリンピック……今年はあるかな? どうですか? ありますか? ありませんか? あります! 僕はあると信じてます。僕をそれに出してください」

 アテネ・オリンピックにレスリングの代表戦士として出場した経験を持つコブを「彼はすごい」と認める飯伏。続けて、「彼と対戦を。次はいつですか?」と自身の中で滾る想いを口にした。

「もう、横浜(スタジアム)しかないでしょ。5月上旬の後楽園ホール(3大会)がキャンセルになった。横浜スタジアムでジェフ・ コブとの対戦をお願いします。これはチャンスなんです。こういう中でも、プロレスをこれだけ見に来てくれる。これはホントに、自分の力なんて少ししかない。でもプロレスの力はね、こうやって人を集めることができる。これ、ホント素晴らしいことだと思う」

 新日本史上初のハマスタ開催となる5.15大会。注目を集めているだけに飯伏のアピールが実現に結びつく可能性は高いだろう。オスプレイに辛酸を舐めさせられた“元王者”の逆襲が、コブ戦から再び始まる。

◆新日本プロレス◆
『レスリング薩摩の国』
2021年4月29日
鹿児島・西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)
観衆 1055人
▼スペシャルタッグマッチ(60分1本勝負)
棚橋弘至&○飯伏幸太(17分04秒 片エビ固め)ジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレ●
※カミゴェ

文●どら増田
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