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格闘技・プロレス

井岡一翔の“ドーピング疑惑”に米専門メディアも注目「タトゥー問題に続き…」「これで脱線するのは見たくない」

THE DIGEST編集部

2021.04.30

タトゥー問題に続いて、再びネガティブな形で注目を集める形となった井岡。写真:産経新聞社

タトゥー問題に続いて、再びネガティブな形で注目を集める形となった井岡。写真:産経新聞社

 日本が誇る4階級制覇王者の“ドーピング疑惑”が、海外でも小さくない波紋を呼んでいる。

 昨年の大晦日に挑戦者の田中恒成と防衛戦を戦い、8回途中TKOで完勝を収めたWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔。それから約4か月が経過し、ドーピング検査での大麻成分などの違法薬物に陽性反応を示していたことが明らかになった。

 この一報は、ボクシング大国アメリカにも衝撃を与えたようで、米専門メディア『Bad Left Hook』は、大晦日決戦の内容に触れつつ、「キャリア最大の勝利を収めてから数か月後、カズト・イオカはさらに過酷なファイトを強いられる可能性がある」と反応している。
 
 同試合で左腕のタトゥーを隠さずにリングへ上がった井岡は今年1月、日本ボクシングコミッション(JBC)から「厳重注意処分」を下されていた。これに対し、同メディアは「イオカも今年初めにタトゥーの件で頭を抱えていた」としたうえで、今回の状況を次のように伝えた。

「イオカが刑事責任を問われないならば、それは最悪の事態を免れたということだ。日本の大麻取締法はとても厳しいことで知られており、単純に所持しているだけでも数年の懲役刑になる可能性がある。32歳の彼にはまだキャリアが残されているが、このようなことで脱線するのは見たくない」

 度重なる問題発覚でボクシング界を揺らしている井岡。4月27日には、所属事務所を通じて「大麻等の不正薬物、違法薬物を摂取したことは一切ありません。ただし、井岡が使用していたCBDオイルから大麻成分が検出された可能性はあります」と説明したが、今後どのような展開を迎えるのか。その動向に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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