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廣中璃梨佳が雪辱を果たす快走劇で、1万メートル五輪内定!「世界で戦うという強い気持ちで…」と五輪へ意気込む!

THE DIGEST編集部

2021.05.03

20歳の廣中は序盤から積極的にレースを進め、見事五輪代表に内定した。(C)Getty Images

20歳の廣中は序盤から積極的にレースを進め、見事五輪代表に内定した。(C)Getty Images

 5月3日、陸上の『日本選手権・10000m』が静岡のエコパスタジアムにて開催された。女子は20歳の廣中璃梨佳が五輪派遣標準記録(31分25秒00)を突破する31分11秒75で優勝し、東京五輪の代表切符を掴んだ。

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 4月の金栗記念で初めて同種目を走り、派遣標準まで5秒に迫る31分30秒03で優勝していた廣中は、大会前から注目されていた。積極的にレースを進めた廣中は、1000メートルを過ぎ、安藤、カマウ・タビタジェリ、岡本春美の4人の集団に。

 5000メートル過ぎまで廣中が先頭を引っ張っていたが、5400メートルで安藤が前へ出ると、レースは2人の争いになった。ラスト3周とした8800メートルで再び廣中が前が出ると、そのまま安藤を突き放しゴールへと駆け込んだ。
 
 レース後、廣中は「12月の日本選手権(5000メートルで五輪代表逃す)の悔しさが私の中でずっと持っているものだったので、自分で(レースを)つくって、伸び伸びと自分らしく走るんだという気持ちで挑みました」と明かした。

 今夏の東京五輪に向け、「いろんな方々の支えや応援で今日スタートラインに立てたことを、本当に感謝して、今後は世界で戦うという強い気持ちでまた1から作り上げていきたい」と誓った。

 また終盤まで廣中と競り合い2位に入った安藤も31分18秒18で走り、五輪代表に内定している。

構成●THE DIGEST編集部

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