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モータースポーツ

“大苦戦”ポルトガルGPでの角田裕毅に対する「採点」は軒並み低調…一方で「才能は否定できず、時間が必要」との評価も

THE DIGEST編集部

2021.05.06

ポルトガルGPではなかなかタイヤがグリップせず、15位に終わった角田。次戦のスペインGPで巻き返したい。(C)Getty Images

ポルトガルGPではなかなかタイヤがグリップせず、15位に終わった角田。次戦のスペインGPで巻き返したい。(C)Getty Images

 スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅にとってF1第3戦のポルトガル・グランプリは、全てもセッションにおいて厳しいものとなった。

 タイヤに熱が入りづらいコンディションの中でグリップ不足に苦しみ、予選、決勝ともに彼らしい積極的なドライビングが封じられてしまい、見せ場を作ることなく、予選14番手から順位をひとつ落としてのフィニッシュを余儀なくされた。

 各国のメディアはレースごとに各ドライバーを採点するが、F1デビュー以来最も地味な印象に終わったポルトガルGPでの角田については、案の定、厳しい数字が並ぶことになった。

 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、最下位に終わったニキータ・マゼピン、途中リタイアのキミ・ライコネンと同じ「5」(10点満点)の最低評価。寸評では「ポルティマオのサーキットは初体験で、チームメイトのピエール・ガスリーのペースからも大きく遅れた」と綴っている。
 
 専門メディアでは、『planetF1』が「イモラで苦戦したことで、この週末では強さを示す必要があったが、何も変わらなかった。良い追い越しを見せた過去2戦とは打って変わり、不快な初体験のサーキットでグリップを得られずに苦労した。車の性能を考えれば、もっと上に行けたはずだが……。今でも、最大の才能の持ち主と言われているが、その理由をそろそろ示す必要がある」という厳しい評価を与え、採点は4番目(下はライコネン、マゼピン、ニコラス・ラティフィ)に悪い「5」だった。

 同じく下から4番目で、ランス・ストロールと同じ「5」がついたのは、『CRASH.net』で、「残念な週末。ハイライトシーンと言えるのは、ターン5でのジョージ・ラッセルの追い抜きぐらいだった」という。

 ストロールを抑えての16番手評価で「4.5」点を与えたのは『THE RACE』。予選については「困難な状況の中でもフリー走行で順調に進歩し、Q1はクリアしたものの、Q2ではタイヤを機能させられず」、決勝は「スタート時に順位を2つ落とし、ガスリーからもラップごとに0.2秒遅れていった。車の弱点を浮き彫りにするトリッキーなコンディションの下で経験不足を露呈した」と評した。
 
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