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ラグビー

「優勝してくれよな」と粋なエール!稲垣啓太が危険タックルをされた南アの”ビースト”と試合後にノーサイド

THE DIGEST編集部

2019.10.21

稲垣がツイッターに投稿した写真とメッセージは、彼の人柄が現われた実に感動的なものだった。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

稲垣がツイッターに投稿した写真とメッセージは、彼の人柄が現われた実に感動的なものだった。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

[ラグビーW杯]日本3-26南アフリカ/10月20日/東京スタジアム

 激しいぶつかり合い応酬も、試合が終わればノーサイド。ラグビー日本代表の背番号1を背負うプロップの稲垣啓太が、自身のツイッターを更新して「優勝してくれよな」と粋なエールを送った。その相手は、稲垣に危険なタックルを見舞って退場処分になった南アフリカ代表の背番号1、テンダイ・ムタワリラだ。


 ムタワリラは183㎝、116㎏の巨体から繰り出す強烈なタックルが特徴で、ボールを持つとファンが「ビースト」とコールをするのが定番となっている人気選手である。

 試合では前半10分にムタワリラが稲垣を持ち上げて叩きつけるような危険なタックルによりイエローカードを受け、10分間の退場処分となっていた。

 稲垣は試合後、「日本代表のW杯は終わった。応援して頂いた多くの方に感謝を伝えたい。南アフリカの1番ムタワリラ選手。彼をずっと尊敬していたし、それは試合が終わった今でもそう。俺に対して危険なタックルがあったかもしれない。でも故意でないのはわかっている。気にしなくていい。ありがとう。優勝してくれよな。」とツイッターでコメントし、ムタワリラと肩を組んだり、ハグをしている写真をアップした。

 ムタワリラは笑顔だったが、この写真でも稲垣はもちろん無表情。投稿を見たファンからは、

「相手を尊敬するからこそのノーサイドですよね。お疲れ様でした。」
「素敵でした。最後の最後までかっこよかったです!相手に敬意を表する、ラグビーのそういうところが大好きです。」
「泣かすやん!笑顔より泣かしにかかってくるやん!最高でした!感動しました!。」
「稲垣選手のタックルやスクラムなどの死闘のプレイに何度も感動しました。ラグビーが
こんなに素敵なスポーツだと教えてくださってありがとうございました。」
「お疲れ様でした。私も南アフリカ応援します。勝ってください。」

 とノーサイド精神に対する称賛や稲垣への労いの言葉が殺到した。

 稲垣からエールを受けた南アフリカは27日、準決勝で欧州王者のウェールズと対戦する。日本代表の戦いは幕を閉じたが、ワールドカップはあと4試合残っている。今後の熱戦にも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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