現地時間５月26日、イタリアのリミニでバレーボール国際大会『ネーションズリーグ』の２日目が行なわれた。世界ランク１位の中国に挑んだ日本女子代表は、セットカウント３-０（25－13、25－19、25－17）とストレート勝ちを収めた。

【動画】世界ランク１位の中国を圧倒！日本選手の躍動する姿はこちら

　５月１日の親善試合に出場した主力選手は帯同してないため、控え組中心だった中国。それでも身長は日本よりも10センチ以上と高いメンバーが揃っていた。その高さに「火の鳥NIPPON」は臆せずに、石川真佑、黒後愛、古賀紗理那を中心に自分たちのペースでゲームを展開。

　ストレート勝ちを飾った前日のタイ戦からの勢いそのままに、15－13からの怒涛の10連続ポイントで第１セットを先取。続く第２セットも石川、黒後、古賀を中心にバリエーション豊かな攻撃で押し切り連取すると、最終の３セット目も危なげなく勝ち取った。
  　この試合を伝えた中国の全国紙『新浪体育』は、「中国女子バレーは日本に0-3。３セットで20得点を一度もあげられなかった」と銘打ち、苦戦を強いられた試合内容を嘆いた。

「中国は、長年のライバルである日本にサブメンバーで挑んだが、苦しい展開でストレート負け。ネーションズリーグで最初の敗北を喫した」

　また、第２セットでは「サリナ・コガのアタックを止めるのが困難だった」「マユ・イシカワ、アイ・クロゴの両サイドを止めることが出来ずに落とした」と記した同紙は、第３セットについては、「エリカ・アラキとクロゴのサーブにやられ、２-８でテクニカルタイムアウトを迎えた。中国は最後まで追いつかず17－25でゲームを落とした」と最後まで悲観的にレポートしている。

　２試合連続ストレート勝ちと、好スタートを切った日本。木曜日は、世界ランク10位の韓国との対戦だ。東京オリンピック前では最後となる国際大会で、どういった組み立てを見せるか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【女子バレーボールPHOTO】日本対中国｜１年半ぶりの国際試合！中国の圧倒的な高さの前にストレート負けを喫するも終盤驚異の粘りを披露…！