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バレーボール

「長い合宿をしてきた成果」世界ランク1位の中国にリベンジへ! 荒木絵里香が見せた “主将の意地”

THE DIGEST編集部

2021.05.26

4度目の五輪代表を狙うキャプテンの荒木が存在感。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

4度目の五輪代表を狙うキャプテンの荒木が存在感。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 現地時間5月25日、イタリア・リミニで、FIVB(国際バレーボール連盟)ネーションズリーグ2021の女子の予選ラウンドがスタート。「火の鳥NIPPON」こと日本代表はタイ代表をセットカウント3-0(25-15、25-17、25-16)で下して白星発進した。

【動画】3-0とストレート勝ちした日本!攻守でタイを圧倒したハイライトはこちら!
 
 東京オリンピックの前哨戦と言える大会の初戦で、世界ランク7位の日本は同15位のタイを圧倒した。

 先発に主将の荒木絵里香(トヨタ車体)、黒後愛(東レ)、古賀紗理那(NEC)、島村春世(NEC)、石川真佑(東レ)を起用。さらに司令塔には今月始めに開催された国際親善試合の中国戦で代表デビューを果たしたばかりの籾井あき(JT)が抜擢され、落ち着いたパフォーマンスで攻撃陣を巧みに使い分けた。

 日本は大当たりだったブロックで13得点、サービスエースでも5得点を記録。その戦いぶりにFIVB公式ライブ配信(有料)の実況は、「サーブ、ブロック、ボールコントロールなど全てが揃っている」と大絶賛した。

 なかでも、際立っていたのは、両チーム最多の14得点(アタック9、ブロック3、エース2)を叩き出し大いに存在感を発揮した荒木だ。最終選考の12名入りを果たせば自身4度目のオリンピック出場となる。そんなチームを支えるベテランの意地を見せた主将は、「久しぶりの公式戦だったのでうれしい気持ちがありました。良いスタートが切れてよかった。この大会とオリンピックのため、長い合宿をしてきた成果」と振り返った。
 
 16か国が参戦するこの国際大会では、総当たり戦で行なわれる予選ラウンドで女子と男子が交互に3連戦をこなす超ハードスケジュールが待ち受ける。強豪国が顔を揃えるなか決勝ラウンドへ駒を進められるのは上位4チームだけだ。

 日本代表は、日本時間26日に行なわれる次戦で世界ランク1位中国に挑む。なお、試合ごとに選手登録を行うため、タイ戦で不在だった長岡望悠(久光)らの出場が可能となる。今回シュ・テイら主力陣の一部を欠く宿敵だが、「火の鳥NIPPON」はどのような戦いを見せてくれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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