６月24日、東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の『日本選手権』（大阪／ヤンマースタジアム長居）が開幕し、男子100メートルの予選と準決勝を実施。山縣亮太、多田修平、小池祐貴、桐生祥秀、サニブラウン・アブデルハキームらが順当に決勝へ駒を進めている。

　先日の『布勢スプリント』で９秒95（追い風2.0メートル）の日本新記録を叩き出した山縣は、予選を10秒27（向かい風0.2メートル）の組一着で突破。その４時間後にはサニブラウンらとともに準決勝１組目に登場し、全体トップの10秒16（無風）をマークした。
  　レース後のインタビューでは「予選の走りから準決勝にかけてスタートのところを少し変えようと思っていたので、大体そういうレースになってよかった」と率直な感想をコメント。明日の決勝へ向けては「今日のいいイメージと課題を、最後に一本まとめ上げられればいいなと思う」と意気込んでいる。

　すでに東京五輪の参加標準記録（10秒05）を突破している山縣、多田、小池、桐生、サニブラウンはそれぞれ、25日の決勝で３位以内に入れば五輪代表内定となる。この5人に加えて柳田大輝、デーデー・ブルーノ、東田旺洋が進出を決めた決勝は、25日20時30分から始まる。

構成●THE DIGEST編集部

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