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「首にナイフを突きつけられた」“悪質いじめ”双子姉妹に逆告訴された被害者たちが悲痛な叫び!「毎日が地獄」

THE DIGEST編集部

2021.06.30

今日6月30日は韓国Vリーグの選手登録期限日。渦中の双子姉妹、イ・ジェヨン(左)&ダヨン(右)の行く末やいかに!? (C)AFLO

 被害者たちが重い口を開き、苦しい胸の内を吐露した。
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 現地6月28日、韓国のテレビ放送局『MBC』は、スポーツ界を揺るがす一大スキャンダルの最新情報を更新した。韓国女子バレーボール代表で、絶大な人気を博した双子姉妹、イ・ジェヨン&イ・ダヨンによる悪質いじめ騒動に絡んだスクープだ。

 今年2月10日、韓国最大のコミュニティサイトで暴露されたのが、姉妹による中学時代の凄惨ないじめ加害だった。その内容は衝撃的で生々しく、暴言や恫喝に加えて、告発者はゲンコツで殴打された事実や、命令に従わないとナイフで脅された恐怖体験などを赤裸々に告白。姉妹はすぐさまそれぞれ過去の罪を認めてSNS    上に謝罪文を公開し、誠心誠意の対応を心掛けたが、一度火がついた国民の怒りは収まらない。

 所属する興国生命ピンクスパイダースは、ふたりに対して「無期限の出場停止処分」を下し、韓国バレーボール連盟は「代表チームからの追放」を言い渡した。東京五輪出場の夢は瞬く間についえたが、世論はそれでも手緩いと断罪。大統領府が設置する意見箱「国民請願」には数万を超える署名が寄せられ、国民はあくまで「永久追放」を求め続けたのだ。

 以降、ずっと沈黙を守っていた姉妹だったが、4月5日に事態は急展開を見せる。韓国テレビ局『Channel A』は「姉妹が告発者に対して法的処置に踏み切ると決め、それを興国生命に伝えた」との第一報を流し、すぐさま姉妹への電話取材を敢行。そこでふたりは、次のようなコメントを発したのである。

「暴露された内容には確かに正しいものがあり、その部分については過ちを認めて、深く反省している。ただ、実際には起こっていないものまで含まれていて、そこから生じるダメージがとても大きい。誤解を正すために、訴訟を検討している」

 鎮火しつつあったバッシングがふたたびぶり返したのは言うまでもない。
 
 6月中旬には妹のイ・ダヨンにギリシャの強豪PAOKへの移籍話が浮上し、それに付随して、興国生命が来る2021―22シーズンに向けて、姉妹の選手登録を決めたとの報道が明るみとなった。登録期限は6月30日。2日前となる28日には姉妹の復帰に反対するファンたちが、興国生命の本社ビルやバレーボール協会が位置するオフィス街で抗議デモを行なうなど、看過できない騒動に発展していた。

 そんななか、テレビ局『MBC』は告訴された被害者たちにインタビューを実施し、悲痛な想いを紹介したのである。
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あらためて“ナイフ”の使用はあったと明言